今日は俺が夕食を作る日。買い出し中。自立のための練習です
俺のブログを読んでくださっている方から、サポートセンター名古屋に連絡が数件入っているみたいです。
「息子はひきこもって十年になります。あのとき息子はこんな気持ちだったんだって、今になってわかってあげられなかったことを申し訳なく思います。」
親父が俺に言ってくれたことを思い出すんだ。
「俺たちみたいに苦しんでいる家族は世の中に大勢いる。」
「そんな親御さんの為にお前はお役に立てるんだ。」
ありがたい。
本当にありがたい。
俺はゴミじゃない。
早く死ななきゃいけない人間じゃない。
殴られ、蹴られ、唾を吐かれるような人間じゃない。
誰かのお役に立てる尊い一人の人間だ。
このコメントをいただいただけで俺は力強く生きていけるんだ。
ありがとうございます。
《昨日の続きです。》
そんなこんなでその支援団体には行かなくなったんだ。
でもみんな優しい人たちだった。
それは間違いない。
でも俺には合っていない支援だったんだ。
もう一つのNPO団体にも行ったけれど、同じだったな。
すぐに行かなくなった。
で結局、行くとこねえから家でじっとしていたんだ。
学校に行きたかったけれど、行けなかった俺。
一人も友達がいなかった俺。
そしていじめられていたから、俺の心は荒んでいた。
そんな中、母親とのバトルが頻繁に勃発する。
巨デブの俺が家でゴロンゴロンしていたら誰だって邪魔に思うだろ。
今になってわかるけれどね。
で、母親が口撃するわけです。
「働かないなら家から出て行って欲しい」
「怠け者は必要無い」
「どうしてこんなんになってしまったのか」
毎日毎日、こんなん聞かされてみてください。
あなたはどう思いますか。
ただでさえイライラしてるんだよ。
それりゃあ、爆発するでしょ。
爆発しましたよ。
小爆発から大爆発へ。
俺もでかくなっていたから、もはや親でも抑えられねえんだ。
仕方ないから、警察呼びますよ。
はい、逃げます。
追い詰められて、警察と格闘。
結局さすまたで取り押さえられました。
こんな繰り返しばかり。
俺の心はもっと荒んでいくんだ。
もうここまでくると、親に対しての信頼なんてないね。
にくしみの対象でしかない。
こんなんにしたのはお前たちだろ。
俺の時間を返せ !!
だいたいみんな同じパターンでしょ。
こんな状況まできたら取れる方法は一つ。
第三者に委ねる。
それしかないですよ。
父親も俺をあずける場所を探していた。
しかし、見つからなかったんだ。
そして、俺は凶行にでる。
母親を大変な目にあわせてしまった。
病院へ入院送りにしてしまった。
ひとつ間違えば死んでいただろう。
俺は人殺しになっていたかもしれない。
さすがに父親も、もう一緒にはいられないと判断して、サボートセンター名古屋と連絡をとったんだ。
ところが、俺の心は荒みきっていて、もうだれも信用なんかするものかと思うようになっていた。
サポートセンターから送られてくるハガキも読まずに半年が経っていた。
あまりにもしつこくハガキを送るので、一言言ってやろうと思って、会う段取りを父親がした。
金山近くの全日空ホテルの喫茶店であったんだ。
ガタガタ言うならぶっ飛ばしてやろうと心に決めていた。
一時間後、面談は終わった。
俺はサポートセンター名古屋のアバートに移り住むことを決心したんだ。
なぜかって?
面談に来たスタッフが俺の話を聞いて泣いたんだ。
人目もはばからず泣いた。
俺の16年間の人生で俺の為に泣いた人を初めて見た。
その人たちの中に希望と信頼を見つけたんだ。
もちろんそれはまだとても小さかったけれどね。
はしよって書けば俺の人生はこんなふうです。
俺の人生は
1、混乱期
2、サポートセンター名古屋での支援期
3、独立期
に分かれると思う。
もう少しで、支援が終わり俺は経済的にも、精神的にも自立していく。
残された期間を精一杯生きていくつもりです。
ありがとうごさいました。
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