発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 ウワァ!! ヒロ

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新しいアパートに引っ越ししました。

快適な生活でした。

母親からの攻撃がなくなるのでもう大丈夫だと思っていた。

 

しかし、違った。

一人になったら、思い出す事は、昔の事ばかり。

小、中、高、楽しい事なんて何もなかった。

 

毎日が地獄、そこからどのようにしてサバイバルするのかが日課だった。

俺は、16なんだ。

他の連中のように楽しく過ごしたい。

 

毎朝、サポートセンターから迎えが来た。

車中から、通学途中の高校生達を見ていたら、いつも胸が痛くなった。

どうして? どうして、おれだけこうなんだ

 

サポートセンターで仕事とボランティアをこなしながらも、不安と混乱と怒りの炎は消える事はなかった。

怒りは、再び母親に向かった。

そうしないと、自分自身を持ちこたえる事ができなかったから。

 

電話口に母親を出させて、一方的にどなりちらし、責め続けた。

あのとき、どうしてお前は、俺に対して

あの時もそうだ。

あの時もだ。

 

母親は言い訳に終始する。

言い訳を聞きたくて、電話してるんじゃないんだ。

 

わかんねえのかよ。この野郎!!!

 

それでも母親は淡々と言い訳を流している。

 ワアーーーーーーーーッ!!!!

  だまれ!! だまるんだ。

 

 受話器を叩き付けた。

公衆電話BOXの扉を足で思いっきり蹴った。

 

「こらあ、何やってんだ」

通りかかったどこかの親父が俺に注意した。

今なら、一撃で昇天させられる。

恐ろしい憎しみが俺を支配していた。

 

 

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