1人の青年のフィリピンでの支援が決まりました。
フィリピンで英語を学んで学校に行くこと、そして様々な体験を通してできた、やれたを積み重ねていき、不安を無くしていくこと。
あれもできなかった。
これもできなかった。
ではなくて、あれもこれもやったことがないけれど、他のみんながやっているんだから、僕にでもできるはずだと思って挑戦する思いを持って欲しいのです。
ご両親も私たちの考えには賛成です。
フィリピンでの3週間近くの体験ツアーで彼は変わったのです。
東京で、成田空港でサングラスにマスクに帽子という出立ちの彼でした。
周りの視線が怖くて仕方がないと言っていた彼です。
少し手が震えてもいました。
空港内のラウンジで、おいしくて有名なカレーを青木が2杯もおかわりした時も、冗談を言ってもなんの反応もなかった彼です。
フィリピンに到着した時もどこか不安な様子が伺えました。
それから2週間後。
青木が彼に言いました。
「サングラスや帽子どこかに忘れてきたね。」
彼が言いました。
「もう必要ないです。人の視線が気にならなくなりましたから。」
思わず青木が聞き返しました。
「どうして?」って。
「青木さんたちよく言っていましたよね。
ブログにもそう書いてあったし。日本人がいないから、他人の視線が気にならないって。」
青木も僕も日本で他人が怖くて学校に行くことができなくなりました。
日本から離れた海外なら、日本人と出会うこともまずありません。
他人の視線が気にならなくなったら、外に出られるのです。
勉強ができない。
他人と一緒にいられない。
集団行動が苦手。
不登校だった僕たちにしても、今まで支援してきた青少年たちにしても同じなのです。
同級生たちと関わることが苦手なんです。
苦手を通り越して怖さを感じるまでになり、家から出られなくなりました。
そんな僕たちに必要なことは自信をつけることです。
他人と関われることができるようにすることです。
でもどうやって?
日本で他人と関わる練習をすることはとても難しいことなのです。
せいぜい座学やカウンセリングそして薬の投与ぐらいの対応でしょうか?
それで他者との関わりができるまでになるのでしょうか?
他者との関わり合いは学校でしか学ぶことができないと僕たちはそう思っています。
だから学校に戻れる年齢の人たちには戻るように進めています。
日本ではないです。
海外の学校です。
海外の学校なら25歳までならまずスムーズに馴染んでいくことができます。
日本で不登校やひきこもっていた人たちが海外の学校に挑戦して、そこで友達ができコミニュケーションの仕方を実戦で身につけていく。
それが自信をつけていく最善の方法なのです。
25歳以上は?
それはまた明日。
一般社団法人 青年生活教育支援センター
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