発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

2つの悲しみ 大統領

 

 

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どうも、大統領です。

まあ、最近はヒロさん関係のことしか書いていませんね。

それほど、あの人、変わってきたんよ。

 

 

 

最近はその変化のスピートが加速している感じがします。

まあ、身近にいる僕がその変化のスピードに驚いているという事何やけどね。

 

 

まあ、僕は僕で我が道を行きますんで。

 

 

スタッフがよく言うんよ、「ヒロさんというモデルが側にいるんだから、良い所も悪い所も良く見て、参考にすると良いよ」ってね。

「希望は語るものではなく、当事者に見せるものだ」と青木さんは事あるごとに言っています。

 

 

 

サポートセンター名古屋は先行く仲間と当事者の人たちとの交流を自然な形でつくっていると言っています。

今の僕にはピンとこないんやけど、いつか振り返れば、ヒロさんが僕にとても影響を与えた人となるかもしれない。

 

 

 

「で、ヒロさんは誰をモデルにしたの?」とスタッフに聞きました。

ヒロさんにみせるモデルがなかなか考えつかなくて大変だったらしい。

 

 

 

ヒロさんはサポートセンター名古屋に来た当初はとても大変な状況で、まずは落ち着かせないとという事で、とにかく楽しい事ばかりしていたんだって。

 

 

その1つが2年遅れの修学旅行。

あの人、修学旅行に行ってないんよ。

僕も行けなかったけれどね。

 

 

 

ヒロさんは修学旅行のグループ決めの時にクラスのどのグループにもいれてもらえなかったんだって。

 

 

 

まあ、「キモイとかまじうぜえ」とか言われていたんだろうな。

それで、見かねた先生がまじめな生徒のグループに頼み込んでいれてもらったんだって。

 

 

 

僕なら、そこまでしてもらってまで行きたいと思わないけれど、ヒロさんはとても喜んでいた。

それで、グルーブの仲間と、修学旅行の自由行動をどうするかの話し合いのときに、仕切ってしまったんだって。

 

 

 

グループにはちゃんと班長がいたのに、ヒロさんがしゃしゃり出てしまって雰囲気が悪くなったって。

それどころか、ヒロさんの頭の中は修学旅行の自由行動の事しかなくて、自分で考えたプランを毎日のように班のメンバー全員に手書きで渡してたって。

 

 

それで、グルーブの女の子二人が学校に来なくてなってしまった。

女の子の母親が子どもに事情を聞いたら、変な子と一緒のグループだから学校には行きたくないって。

 

 

その後ヒロさんの家にその女の子たちの親から電話がかかって来て、文句を言われてしまい、結局修学旅行は辞退したんだって。

 

 

 

ヒロさんがサポートセンター名古屋にきた当初、何度も何度もその話をスタッフに言っていたら、2年遅れの修学旅行をスタッフの人と一緒にやったんだよ。

 

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 2005年17才、2年おくれの一人だけの修学旅行 沖縄にて

 

 

 

そんな感じのヒロさんだったんで、モデルという人が見当たらなくて、とにかく支援を受けて、回復した人たちに頼み込んで、たくさんの人が、ヒロさんと合い、励ましたそうだ。

 

 

長い文章やな。

まあ、ほんと聞けば聞くほど大変な人だったんやね。

でも、僕と決定的に違う事を発見したんよ。

 

 

 

僕も大変な学校生活やったけれど、どちらかというと、静かに孤立していた。

ヒロさんのように周りの人に悪影響を与えて、嫌われる事もなかった。

というか、誰にもその存在を知られていなかったと思うんよ。

 

 

 

もしかしたら、ヒロさんみたいに、周りから徹底的に攻撃されて、仲間はずれにされた体験の方が、誰の目にも透明に映っていた僕の体験よりもいいのかも。

自由奔放なヒロさんと、周りに迷惑がかかるとブレーキを踏んでいた僕と。

 

 

どちらにしても、2つの悲しみがあったんやね。

 

じゃあ、今日は気分転換に魚の市場に行ってきます。

 

 

 

そういえば、日本から帰ったばかりの青木さんは風邪を引いて熱が出ていますよ。

日本は寒いですか?

風邪にはお気をつけください。

 

 

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