発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペルガーで暴力的だった俺 ヒロ

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暴力的なものをなくす為に、俺は高校に行った。

 

 

それがスタッフのみかた。

「俺は勉強がしてみたい。」という思いでフィリピンの高校に行きたかった。

 

 

日本で小、中と授業中は寝ていた。

寝たくて寝ていたわけではない。

授業が何もわからなかったから、寝るしかなかった。

 

 

悲しかったのは、先生が俺を怠け者だとみていたこと。

違うんだよ。

授業中寝ている子の多くは、本当はみんなと一緒に勉強したい子なんだよ。

 

 

でも、もう何もかもわからないから、どうしていいのかわからずに寝ているだけなんだよ。

 

 

どうか、小学校、中学校の先生、そこのところをご理解してください。

彼らの悲しみ辛さをどうぞご理解してください。

 

 

俺はバカな人間だと思っていた。

「母親はなんとかしないと大変なことになる。」と心配して、俺を鍛えようとしたんだ。

 

 

手に輪ゴムで鉛筆をくくりつけた。

「痛いよ!!痛いから止めて」と小さな俺は母親に泣いて訴えた。

 

 

鬼のような顔をして、「勉強しなさい!!」と叫び続ける母。

大きくなって力がついてきたら、暴力を使うようになった俺。

今までのお返しだ!!

 

 

今になってわかるんだ。

お母さんの思いがね。

でもやり方が間違っていたよね。

 

 

時間はかかるけれど、ゆっくりと、話しながら、忍耐強く勉強をするようにもっていくしかない。

すべての母親はサポートセンターのように策略家でなければならないんだ。

 

 

中学の時、ほとんど学校には行っていないけれど、たくさんあった辛い出来事の中でも特に授業中のことで辛かったこと。

 

 

座席の前から順番に黒板の前に出て、英語で自己紹介をするということだったかな。

 

 

俺は寝ているふりをしながらも、ちゃんと耳レーダーを教壇の方に向けていた。

 

 

俺の席はもちろん一番後ろ。

みんなから嫌われていたから、強制的に掃除道具入れの近くに配置されていた俺の机。

俺の順番がやってくる。

 

 

と、俺は飛ばされた。

えっ?

その時、俺は寝ている体勢から、起き上がり、黒板前に行く予定にしていた。

 

 

だって、みんながすることなんだから、それをしないと、目立って後からまたリンチをされるので、めだってはいけないんだ。

 

 

ところが、先生は俺の順番を飛ばした。

俺はまっすぐ前を向いて座っていたのに。

 

 

 

その出来事は、俺のかろうじて保っていた「生きる」気力をそいだ。

 

 

悲しい思い出。

辛い思い出。

 

 

だから俺は勉強できなかったという嫌な思い出をぶち破りたかった。

 

 

「お前はバカだ。バカは死ね。」

そんなことを小学校からずーっとクラスのみんなから言われ続けてきた俺。

 

 

その通りだ。俺はどうしようもないバカなんだ。

そう信じきっていた俺。

その殻からもしかしたら、抜け出せるかもしれない。

 

 

いや、やってみたい。

「俺はバカじゃない」ということを証明したい。

そのチャンスが今目の前にあるんだ。

 

 

そうして、俺はスタッフに高校に行くことを直訴した。

二桁の足し算、引き算すらできない俺が!!

IQ70オール1の俺が。

 

 

サポートセンターのスタッフは全員反対した。

あの、青木さんでさえ反対したんだ。

「ヒロさん、それは無理なことだよ」って言った。

 

 

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程度の悪いアスペルガーな僕が海外の高校、大学に進学した本当の理由 ヒロ

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部屋に戻って残ってくれたスタッフたちに尋ねた。

以下スタッフと俺との会話です。

 

 

 

高校、大学に行かずに7年間社会的なスキルや対人関係のスキルを学んでいたら、もっと自分はましになっていたんでしょ。

 

 

もっと成長はしていたよ。7年もあればね。

でも7年間社会的スキルを学ぶ練習はあまりしてこなかったよな。

 

 

なぜ、しなかったんだ?

必要なはずだったのに。

 

 

高校と大学生活が優先だったから社会的スキルの練習はあ後回しになったんだよ。

工夫して、少しでもできなかったのか?

 

 

社会的スキルを練習する余裕がヒロさんにあったかどうかは、ヒロさん自身が書いた過去のブログを読めばわかると思うよ。

 

 

少なくとも、このブログを4年間続けて読み続けていてくださる読者の人たちはこういうはずだよ。

 

 

「ヒロさん!!社会的スキルを学ぶことと、学校の勉強・他の生徒との関係を良好にしていくことを両立させることはあなたには無理だったよ。」ってね。

 

 

思い出してみて8年前のこと。

あなたをフィリピン連れてきた理由はなんだったのか。

 

 

それはこれ以上日本に居続けることができなかったからでしょ。

それで、このフィリピンに来たんだよ。

 

 

あなたが過去に書いたブログの記事通り、それは島流しに近いものがあったかもしれない。

 

 

あなたの抱えている問題でもっとも大きなものは、他者への攻撃性だったんだよ。

それをなくさない限りあなたの成長は望めなかった。

 

 

攻撃性をなくす為には他者と繋がるという経験をさせることが大切。

 

 

そのためには、どこかの集団に所属させることが必要だったんだよ。

私たちが考えたのは英会話学校

 

 

しかし、その英会話学校に繋がらせるために、まずは英語への苦手意識を取り除かなければならない。

だから最初の1年間は英会話の家庭教師をつけることにしたんだ。

 

 

そして、あなたは私たちから言われていやいや、英語の勉強をしたよね。

でも、英会話の家庭教師に褒められた。

 

 

「生まれて初めて、先生に褒められた。」ってあなたは大喜びしていたよね。

 

 

英語を毎日10時間ほどもう勉強して、1年後に英会話学校に行かせるつもりだったんだれど、ヒロさんは高校に行きたいと言ったんだよ。

 

 

 

私たちはそのことを全く予想できなかった。

だって、二桁の足し算、引き算ができない人がどうして外国の高校を卒業することができるの?

 

 

 

あなたの言葉を借りれば、IQ70内申書オール1の俺がどうやって海外の高校を卒業できたかだよ。

 

 

 

俺はただただスタッフの話に耳を傾けるだけだった。

過去の出来事が走馬灯のように俺の中をかけ抜けていく。

 

 

 

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アスペルガーな俺は大学なんか行くんじゃなかった ヒロ

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スタッフが俺に向かって言った。

 

 

「今やっていることはとても難しいことです。発達障害ではない人でもできない人が多いから、ヒロさんができなくても落ち込む必要はない。」

 

 

「半日しかホテルに滞在しない人に1.5Lのペットボトルの飲み物を2本買ってくることも俺じゃなくてもするんですか」

 

 

発達障害じゃない人は購入する前にどのくらい飲むかを考えてそして必要な本数を購入する。」

 

 

「ヒロさんに必要なのはたくさん経験して1つ1つ覚えていくということ。」

 

 

「そんなことは何百回も言われてきたから、わかってますよ!!」

 

 

「あまりにもできないことが多すぎるじゃないですか。今俺何歳か知ってますか?」

「もうすぐ30歳ですよ!!」

 

 

「あまりにもひどすぎますよこの俺は!!」

「ダメならダメと俺に向かってはっきりいうことが本当の愛情というものじゃないですか」

「・・・・・・」

 

 

 

「なんで黙ってるんですか」

「おいらが言っていることは当たってるんでしょ。」

「俺には残された時間がないんだ。」

 

 

 

「大学や高校に行くべきじゃなかったんだ。」

「その時間を買い物や支払いなんかの練習に当てた方がこの世の中でよっぽど役にたったのに。」

 

 

「なんで高校に行ったんだ。あんなに大変な目にあって、あんなにたくさんの時間を費やして勉強した結果がこれなのかよ!!」

 

 

「ふざけるな!!叩き潰すぞこの野郎」

 

 

「大学なんか行くんじゃなかった。人生の大失敗。行っても意味がない。行くべきじゃなかった。」

 

 

「そうしたら俺は今頃、ちゃんと働けて給料ももらえて結婚もできていたはずだ。」

 

 

「毎日、毎日、失敗。失敗。それでも俺は我慢してやってきたよ。でももう嫌だ。もう嫌だ。これ以上は失敗したくない。」

その場にいられなくなって、俺は外に出て泣いた。

 

 

 

こんなにも泣いたことはないほど泣いた。

 

 

しばらくして、青木さんと1人のスタッフが部屋から出てきた。

俺は壁を向いた。

直視できなかったから。

 

 

スタッフが言った。

「何もダメなことはない。」

「ヒロさんがなりたいという自分に向かって確実に近づいているんだよ。」

 

 

「大学に行った意味もわかっているでしょ。」

「何も否定することはないんだよ。」

「泣くことは何もない。」

 

 

「ヒロさん、僕は通常の支援に戻るよ。」とハゲは帰って行った。

 

 

スタッフに促されて、僕は部屋に戻った。

部屋にいたスタッフ全員が僕を見た。

その様は歴史の教科書で見た彌勒菩薩像のような佇まいだった。

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大学では優等生、社会で落ちこぼれなアスペルガーな僕 ヒロ

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日々失敗続きの連続。

俺の少額自信貯金も底をつき始めた。

 

 

考えすぎて眠れなくなった。

ご飯も食べられなくなった。

 

 

そうしている間も失敗は続く。

スタッフが俺の限界を悟り始めて、俺に声をかけた。

俺はハゲとスタッフとの3者面談をおこなった。

 

 

俺は聞きたかったんだ。

なぜ、こんなにも失敗するのか。

 

 

大学ではみんなから好かれていて、こんなに注意を受けることは3年時の後半からはほとんどなかった。

 

 

この違いはなんなのかって。

 

 

ハゲはその理由を2つ言った。

 

 

1つは友達との交流と仕事とでは違いが大きい。

友達との会話では、多少食い違っても大きな問題ではない。

しかし、仕事ではそれは許されない。

 

 

2つ目は英語と日本語の違いだ。

いくら英語がフィリピン人よりもうまいと言ってもネィティブほどではない。

必ず話す時に、時差があるはずだ。

 

 

日本語では会話の流れで、言って良いことといけないことがわからず、思ったまま話してしまう。

 

 

しかし、英語はそのほんのすこしのズレや、語彙の少なさから、ワンテンポ遅れる。

結果、失言が少ない。

 

 

ハゲの言葉だけでは理解できないので、そばにいるスタッフにイラストを描いてもらって、理解に務めた。

なんとなく理解できた。

 

 

俺が知りたかったのは、俺は障害者枠でしか仕事ができないのかということ。

それを聞いた。

 

 

一般就労での選択肢は少ない。

また自分にあった仕事を見つけるまでに何度も転職をしなければいけなくなるだろう。

転職するたびに気持ちが下がっていく心配がある。

 

 

ハゲはそう言った。

 

 

俺は自分の現実を思い知らされた。

到底こんな現実を受け止めることはできなかった。

 

 

「それは青木さんのみかたですよ!!」

「違う人はまた違うみかたをしますよね。」

「スタッフの◯◯さんはどう見ていますか?」隣にいるスタッフに聞いた。

 

 

彼女は沈黙を貫いた。

「くそったれ!!なんとか言えよな。」心の中で叫んだ。

 

 

「ちょうど昼食の時間なので、手の空いているスタッフを集めて、ヒロさんへのみかたを聞いてみよう。」

「ヒロさん、それが聞きたいんでしょ。」

 

 

「そうしていただけると、嬉しいです。」

急遽手の空いていたスタッフ5人がおいらの元に来てくださった。

 

 

一人一人の発言を載せはしない。

だって、みんな同じ意見だったから。

納得いかない俺は日本にいるスタッフたちにも聞いて欲しいとハゲに直訴した。

 

 

ハゲはその場で日本の事務所に電話して、日本サイドのスタッフに趣旨を話して、手の空いていたスタッフ3人に話を聞いた。

 

 

はい。同じ内容でした。

 

 

 

俺の中で強い強い怒りがこみ上げてくるのがわかった。

何もかも破壊したくなる強い衝動。

 

 

「そんなことをしても何にもならない。」

ホワイトヒロが悲しそうな顔をして、俺に語りかける。

 

 

そんな時に1人のスタッフが優しく俺に語りかけた。

 

 

 

また明日です。

 

 

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僕は程度の悪いアスペルガー 失敗つづきな日々 ヒロ

 

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おかしい。

大学生活はそれなりにうまく過ごせたのに、今は最低、最悪の日々だ。

 

 

もちろん大学1年、2年とうまくいかないことがたくさんあった。

 

 

でもスタッフたちに丁寧に教えられて、徐々に僕は変わっていった。

大学の代表にも担ぎ出されたり、卒業式では、良いこともあった。

 

 

 

しかし、大学から一般の社会に場所を移したら、大変な日々だ。

どうしてこんなにも違うのか。

 

 

こんな失敗をした。

スタッフや支援している人がホテルに泊まったんだけれど、ホテルで水を買うととても高いので、コンビニで買っていくのが良いと思った俺です。

 

 

それで、スタッフからお金をもらってコンビニに行きました。

一人あたり、1.5Lを2本購入しました。

 

 

しかし、スタッフから言われました。

1泊だから1本で良いんだよ。

実際、1本の半分も飲みませんでした。

 

 

なぜならホテルにはひとりあたり、350ccの水が無料で2本おいてあるのです。

 

 

 

スタッフがお腹を壊したので、ポカリスウェットとゲータレードを買って来てくださいと言われました。

 

 

スタッフは350ccそれぞれ1本でも良いかなと思ったそうです。

なぜなら、1日でチエックアウトをするからです。

 

 

僕はそれぞれ1.5lを買って持って行きました。

「明日チェックアウトすると言ったよね。こんなにもいらないです。」と言われました。

 

 

ホテルに今回一人でチェックインをしました。

ホテルのスタッフは早口な英語でまくしたてました。

僕には聞き取れませんでした。

 

 

数回話した後、とても嫌な顔を僕にしました。

「もう一度ゆっくりとお願いします。」と言いましたら、

蔑むような顔で、「朝食はどうしますか」と聞いてきたので、僕はとても焦ってしまい「アババババ゛」と訳のわからない発言をしました。

 

 

同じホテルにとまっているスタッフから、「朝食は外で8時に食べるよ」と言われました。

「ここのホテルはとても高いのにとてもまずいから、もったいない。」と言われました。

 

 

僕はその足で、カウンターに言って確認しましたら、朝食つきになっていました。

 

 

「僕は朝食を頼んでいません」と言いましたら、「頼まれていますよ。」と言われたので、「上司に怒られるので、キャンセルしてください。」と強く言いました。

 

 

その時のホテルスタッフの目は悪意に満ち満ちていました。

 

 

これ以上僕が何かいうと、刺し殺されるような気がしてとても怖かったです。

なんとか朝食をキャンセルしました。

 

 

こんな感じで、やることなすこと全てうまく行きません。

なぜなんでしょうか。

大学ではうまくやっていけたのに。

 

 

それでスタッフにこの違いはなんなのかと聞きました。

また明日です。

 

 

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強制労働所に送り込まれる役立たずな俺。ヒロ

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最近、記事を書かない日が増えてきました。

今までになかったことです。

原因は忙しさです。

 

 

 

忙しくて、記事を書く余裕がどのスタッフにもなくなりました。

 

 

「スタッフが病気じゃないのか」などと心配のメールをいただきます。

でも病気なんかしている暇はないというのが正直なところです。

 

 

それで、僕はスタッフたちと何10回もはなしあいの時を持ちました。

 

 

そして、僕は違う部署に移されることになりました。

それは、新しく始まる事業なのです。

 

 

まだ詳細は言えませんが、ただいま準備中です。

その新しい仕事なら、僕でも十分にできるということらしいです。

 

 

それならそれで僕は安心なんです。

 

 

何せ、失敗の連続でした。

「どんどん失敗しなさい。」と言われ続けてきました。

しかし、失敗する方の身になって考えてみてください。

 

 

ひとつ失敗するごとに、落ち込みます。

それが続きますと、もっと落ち込んでいきます。

スタッフは優しいので絶対に怒りません。

 

 

それどころか失敗した直後から、僕に対してその状況を丁寧に整理して説明してくれます。

さすがの僕でも、わかるように説明してくれます。

それは喜ぶべきことなのでしょうね。

 

 

でも僕はもっと落ち込みます。

なぜならスタッフのみなさんの足を引っ張っているだけですから。

こんな僕でもみなさんのお役に立ちたい。

 

 

お役に立ってスタッフの皆さんに喜んでもらおうと意気込んでやっているんですよ。

しかし、結果は失敗の連続。

 

 

今のこの忙しさの原因は僕にあることは明白です。

スタッフが少しの時間を見つけて、椅子にもたれかかっています。

ふと見直すと、寝息を立てて寝ています。

 

 

このスタッフはこんなにも頑張っているのにおれは何もしていない。

自分の不甲斐なさに涙がでそうになります。

 

 

 

役に立たないということはとてもとても辛いものなのです。

 

 

青木さんに直接電話して謝りました。

「お役に立てなくてごめんなさい。」って。

 

 

「大丈夫だよ。何も心配しなくてもいいよ。」

「・・・・・・。」

「あのさ、あんた本当のことを言ったらどうなんですか?」

 

 

急に怒りが湧いてきた。

 

 

「バカヒロにはこの社会に居場所はないんだって、いえば良いじゃないですか。」

「施設に入って一生暮らすしかないんでしょ。どうせ。」

「俺はバカなんだって。」

 

 

「バカは生きていてはいけないんだ。」

「ヒロさん、誰がバカなの?」

 

 

「ヒロさん、バカは生きていてはいけないの?」

「役に立たない人間は廃棄処分にするべきなんだ。」

 

 

「それが俺なんだ。」

「怖い夢を見たんだ。」

 

 

政府の役人たちが、一人一人の情報カードを見ながら、不適切な人間を捕まえているんだ。

俺の住む家にも来たんだ。

 

 

なぜか青木さんが出てきて、俺を必死にかばうんだけれど、反逆したということで、青木さんは殺されてしまうんだ。

 

 

そして、俺は他の役立たずな人間たちと一緒に一箇所に集められた。

 

 

そうして俺は、俺にふさわしいと判断された職場に送り出される。

原子力事故の現場に送り出された俺。

防護服はお粗末なものだった。

 

 

次々体調に異変をきたし倒れていく仲間たち。

ここから逃げなきゃ!!

一生懸命走るんだけれど、全然前に進まないんだ。

 

 

 

僕は怖い夢を見たんだ。

夢は僕の気持ちを表していたと思う。

 

 

僕は周りから散々否定されて育った。

だから世間をこの社会を憎んで生きてきた。

「めちゃくちゃにしてやる。」そんな思いで僕は生きてきた。

 

 

明日にします。

 

 

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中学から不登校で20年間ひきこもった人の現状 ヒロ

 

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      お綺麗な先生と楽しく勉強するMr.Joe

 

 

Mr Joeはスタッフ研修ということで、あちらこちらに他のスタッフたちと一緒に行きました。

そこで、Joeは大失敗をしてしまいました。

 

 

その失敗の中身はちょっとお話はできないのです。

しかし、やっちまいました。

 

 

そして、その失敗がどれだけ他のスタッフに迷惑をかけたかが、わからないMr.Joeでございます。

 

 

で、あやつの登場でございます。

でたあなあ!!

 

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2週間毎日30分程度Mr.Joeとお話をしたのです。

1回につき会話は30分が限界です。

 

 

そして、ご飯を食べた後が一番話を聞き取れるということがわかっていますのでそうしたのです。

 

 

また、聞く能力が人に比べて著しく低いMr.Joeですから、スケッチブックを持参しまた、アニメを書くのが得意なスタッフも同伴しました。

 

 

そして、話を進めて、その補助として絵を描いていきます。

最後にはもう一度彼に復唱させるのです。

 

 

 

そして、数時間後に今日の話で何を感じたかを30字程度で書かせてメールをさせます。

 

 

この数日Mr.Joeの行動に変化が起きてきました。

人を気遣うという姿勢が見え始めたのです。

あああ、こうして人は成長するものなのですね。

 

 

それでもいろいろな問題が起きてきます。

Mr.Joeはこの6月から学校に行くことになっていたのです。

 

 

彼はネイチャーガイドになるという強い信念があります。

それでダイビングの免許やサーフィン、ジャングル探索などをしてきました。

またこれからもどんどんする予定です。

 

 

しかし入学予定の学校を訪問しましたところ、急に態度がおかしくなりまして、急遽学校から退却した次第です。

「昔の嫌なことが急に襲ってきた。怖かった。」とのこと。

 

 

その内容を聞きましたが、答えてはくれませんでした。

スタッフ会議が何度も開かれました。

 

 

僕たち側から見れば、観光学科に進学して2年間でいろいろな資格を取ればこの先の励みになる。

そう考えていたのでございます。

 

 

そして、英語とビサヤ語の学校にも行けなくなりました。

急遽、本人と話し合い、まずは家庭教師から始めるということに落ち着きました。

 

 

「ここは、日本じゃないので、誰からも責められないし、追い立てられないですよね。」

「しかし、突然嫌な記憶がどこからかやってきたので、パニックになりました。」と話すMr.Joe

 

 

 

20年という長い年月、家族以外の人とのコミニュケーションをもたなかった。

いや、持てなかった。

 

 

自動車免許を取りに行ったが、教官の言っていることがわからなかった。

そして怖くなって、行けなくなった Mr.Joe。

 

 

 

Joe !!Mr.Joe 立つんだ!!

立つんだ、Mr.joeよ。

 

 

 

僕たちの夢をつかむために。

あしたの、あしたの夢をつかむために!!

 

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       やる気はすごいですよ!!  頑張れ

 

 

 

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