発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援   母への遺書   ヒロ

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※ 事務所に「ヒロさんが自殺しようとしています。止めてください」という電話が入ったそうです。

泣き虫ヒロはそれを聞いて又泣いてしまいました。

これは過去の話を思い出して書いています。

世の中には優しい人がいるんですよ!!

 

 

僕は死ぬことを考えたとき、一番最初に思ったことは、サポートセンターで僕のお世話をしてくださった方々です。

僕が自殺したことで、その責任を取らされるのではと考えました。

 

 

 

だから遺書には支援してくださったことを感謝することともっと早く支援をしてもらえたら違った状況になっただろうことを綴りました。

 

 

 

父と兄弟達にもお別れの言葉を書きました。

でも、母親への言葉を書こうとしたら、手が震えてかけなくなってしまいました。

 

 

 

 

時間を置いて再び書こうとしても、手が震えるのです。

何とかミミズが這ったような字で書きました。

 

 

 

 

「おかあさん、僕が死んでほっとしたことでしょう。

おかあさんがほっとしてくれて僕はうれしいです。

それほど、お母さんにはご迷惑をおかけしました。」

 

 

 

「僕はやり直そうと努力しました。サポートセンターのスタッフの人たちも、こんな僕に寄り添ってくださったけれど、僕はやっぱりだめでした。」

 

 

 

「精一杯頑張った。100社受けたけれど、3社しか合格しなくて、それでもすぐに、来ないでくれといわれました。」

「中学校のとき、クラスメイトから、「お願いだから早く死んでください」って言われたけれど、社会からも同じようにダメだしを食らいました。」

 

 

 

「今は心が落ち着いています。」

「この世から無意味な俺という存在を消すことができるから。」

「俺がいたんじゃ、きっと又誰かを傷つけるから」

 

 

 

「僕にはお母さんの笑った顔を思い出せません。」

「本当にこんなできそこないの俺を許してください。」

「僕の母親でいてくださったことをありがとうございます。」

「さようなら」

 

 

 

僕は涙があふれて、あふれてしかたがありませんでした。

わかっているんです。

本当は生きたいんだって。

 

 

 

でも、僕はもう疲れてしまいました。

 

 

 

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