周りの目を気にするからひきこもるのです。
ひきこもりから回復して、客観的に自分のひきこもっていた時のことを思い返してわかったことは、僕は他人の目を気にしてひきこもっていたということです。
特に近所の人たち。
僕と同じ学年の子どもや近い年齢の子どもを持つ親たち。
彼らの視線や話し声が1番怖かった。
家の玄関先で近所の人たちと立ち話をしている母親に怒り散らかした僕です。
自分の部屋で絶叫して、部屋の壁を足で蹴った。
そんなことを思い出します。
日本では、「みんな同じが当たり前。」という様な文化があります。
これは良い面もあれば、逆に悪い面もあるでしょう。
集団行動には向いているかもしれない。
特に指摘されるのは、災害時にみんなバラバラになるのではなく、集団で行動できることが海外から不思議に思われています。
僕の様に集団から一度大きく外れてしまうと、簡単には元の集団に戻れないのです。
それどころか、社会にさえ戻りにくくなる。
だから僕たちの様な重度?のひきこもりの人たちは、日本から離れる必要があるのです。
「他人の目を気にしてはいけない。」というアドバイスは僕たちの不安を解消したり、希望を見せてくれるものでは無いのです。
安易なアドバイスは余計に当事者を傷つけてしまいます。
「誰もテルさんのことを知らない場所なら、不安な気持ちにならずに活動できるとは思いませんか?」
この言葉こそが、「僕にまだ希望はあるし、それを掴むことができるんだ。」と奮起させる言葉だったのです。
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