2022年3月現在のエイジさん
30年ひきこもっていると、30年間人としての成長は止まってしまっている。
同じ年齢の人は30年間進化しているのに。
もちろん一人ひとりその中身は違うのだけれど。
いや、成長が止まっているのではなく退化していると言ったほうが良いだろう。
親以外誰とも話をしないのだから、成長する機会が奪われるのです。
ゲームをする。
インターネットで癒される動画や人を批判している動画を見る。
最近ならこんなことをしている彼らです。
30年間ひきこもった人を、私たちは社会に戻すことをしています。
しかし、同世代との間にできた格差を埋めることは到底不可能なことなのです。
もちろん、ひきこもっていた当事者たちもそんなことは求めていません。
では何を求めているのか?
長期ひきこもっている人たちから、具体的にこうしたいという希望を聞いたことはありません。
長期ひきこもっていると、残された時間で何ができるのかさえ、わからなくなっている彼らなのです。
そんな彼らを私たちは日本から海外に連れていきます。
様々なプログラムを通して、「あなたが欲しかったものはこれではないですか?」と問いかけることをしています。
東大大学院を修了して30年近くひきこもった大野隆さん。
大学1年の夏で学校に行くことに不安を覚え、30年間ひきこもってしまったエイジさん。
彼らをフィリピンに連れていき、様々なことを体験してもらっています。
その結果はこのブログに彼らが書いてある通りなのです。
彼らの思いを代弁するならば、「少しで良いので生まれてきて良かったと思いたい。」と言うことでしょうか。
しかし現実問題、30年間ひきこもってしまった人を社会に戻すことは、並大抵のことでできるものではありません。
35年間、支援の現場にいますが、そのような報告を他から聞いたことがありません。
そんな大変な問題に取り組んでいる私たちです。
今年一杯で彼らの支援が終わると思っていました。
大野はなんとか終わりそうだと考えています。
9月までには婚約、そしてシャルガオ島に移住する予定です。
リアルタイムで皆様に報告をして欲しいのですが、忙してくて、ご報告ができない状況にあります。
エイジさんは体力が著しく低下していることで、就労活動と婚活ができなくなっています。
またプログラムが3ヶ月間は体力の回復だけになってしまったことで、本人のモチベーションが著しく下がってしまっているのです。
毎日朝6時から夜の6時までの支援のなかで、励まし続けている私たちです。
支援プログラムを作っても、なかなかその通りにならないのが現実です。
しかし、ひきこもっていた時とは大きく違うのです。
時間がかかっても確実に彼らに「生きていて良かった。」と思えるようにさせてあげたいと願っている私たちです。
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