発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

お母さんはなんも言わんかったな。30年間ひきこもった男大改造計画

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4人分の写真ではありませんが、特上弁当に肉じゃが定食を頼まれました

 

 

4年前にエイジさんが初めてフィリピンに来られました。

それまでは1週間に1度、私たちの仕事を手伝ってもらっている関係でした。

エイジさんと一緒に初めて1日過ごすことができたのです。

 

 

一緒にいることでエイジさんの様子を把握することができました。

とにかく彼の様子を見続けた支援者の私たちです。

 

 

見るだけです。

注意したり、アドバイスしたりは一切しませんでした。

まだ、信頼関係が構築できていませんから、アドバイスをしても聞き入れてくれないのです。

 

 

しかし、良くない行動などを指摘する時には、証拠の写真が必要なのです。

ひたすら証拠になる写真、音声、動画などを集めていた私たちです。

 

 

月日は流れ、エイジさんが私たちを強く信頼してくれたと感じましたので、改善してほしい点を指摘し始めました。

 

 

4年前にスタッフと行った日本食堂で、昼食に4人前の寿司を頼んだエイジさん。

運ばれて来た桶を自分の方にたぐり寄せて、1人だけ食べ始めたのです。

 

 

その時の動画を見せました。

「何が悪いのですか?」と言うエイジさんにこう言いました。

 

 

1、みんなで食べに行っているのですから、みんなを待って一緒に食べましょう。

 

2、1人で4人前を食べるのは食べ過ぎです。

 

3、みんなで食事をしているのですから、下を向いて無言で食事をするのではなく、みんなで・・・・

 

 

このように色々と指摘したいのですが、1度に1つだけです。

1のポイントを今回は指摘しました。

そうしたらエイジさんはこう言ったのです。

 

 

 

「うちはみんな一緒に食べませんよ。お母さんは何も言わんかったけどな。」

「お母さんもお父さんも何も言わなかったんですね。そしてみんな食卓についていても、各自が勝手に食べていたんですね。」

「それがなんかおかしいですか?」

 

 

エイジさんだけではなく、支援してきた多くの人たちに同じような問題点が見られます。

 

 

「これからみんなと一緒に食べることが出てきます。世の中にはルールがあるんです。みんなと仲良くやりたいなら、そのルールを守りましょう。」

「私は、30年間もひきこもっていたので、世の中のことは何も知らんがね。だから色々と教えてください。でもお母さんは何も言わんかったな。あかんお母だ!!」

 

 

「お母さんが悪いのですか?私はそうは思いませんよ。あなたには兄弟がいますよね。その兄弟さんもあなたと同じようですか?」

「違いますね。立派な人ですよ。」

「どうして兄弟でこんなにも違うのですか?」

 

 

「自分のせいだな。」

「その通りです。お母さんが悪いんじゃないんです。お母さんが責められることは何もないんですよ。」

 

 

「過去は過去です。あなたが変えられるのは、これから先のことです。指摘されたことを少しでも改善できるように頑張っていきましょう。」

 

 

もちろん努力してもできないことはあります。

それはそれでいいのです。

自分の中で何が苦手なのかをわかることがとても大切なのです。

 

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