ズームを使って日本サイドとフィリピンサイドで毎日ミーテイングを行っています。
その最中に日本サイドの事務所の電話がなりました。
支援に関する電話なら、周りのスタッフと共有する必要から、スピーカーフォンにします。
内容が公にすることができないと判断したらスピーカーは解除します。
「就職した倉庫管理の会社に今でも働き続けています。14年になります。お給料で車も買いましたが、今はサイクリングにはまっていまして、週末には仲間とサイクリングで遠出をして楽しんでいます。」
「以前の様な張り詰めた雰囲気はもうありません。本当にありがとうございました。」
名前を名乗られても、誰なのか検討がつかなかった私たちです。
「それで、厚かましいお願いですが、息子は36になります。いまだに浮いた話の1つもないのです。結婚相手を探して貰えないでしょうか?以前フィリピンに行った時に、現地の女性がとても優しくしてくれたと嬉しそうに話していました。近所でもフィリピン女性をお嫁さんにもらった方がいて、いつも幸せそうにご夫婦で出かけているのを見るんです。どうか、息子に良い相手を紹介してください。」
「話は変わりますが、ヒロさんとか◯◯君は今どうしていますか?」
そう言われて、電話をしてくださっている方の息子さんが誰なのかがわかりました。
「いてもたってもいられず、今事務所があるマンションののロビーにいるのですが、お話ができますか?」
その日はすでに予定が入っていたので、別の日に予約を入れてもらいました。
結果的に30年間で20名近くの人を結婚に導きました。
しかし、結婚紹介をしているわけではありません。
ですから、そのような支援の依頼はお引き受けできないのです。
紹介してそのままゴールするなんていうことはまずありえないのです。
仕事はできても、結婚生活が送れるとは限らないのです。
いや、もっと大変なことだと私たちは思っています。
しかし、何が大変のかは、多分お母さまには理解していただけないのではと思っています。
でももしこのブログを読まれたら、少しはわかっていただけるかもしれません。
「いえいえ、失礼ですがうちの息子はそこまで悪くないと思います。」
そうだったら良いのですが・・・。
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