大野隆が2回目のデートをした。
「今後、結婚を前提としたお付き合いがしたい。」と申し出た。
当日は青木とフィリピン女性スタッフも同伴した。
数日間かけて探し出した2回目のデートの場所は、前日になって突然「シーフードが食べたい。」と言う彼女の要望を叶えるために、キャンセルをした。
急遽当日のお昼に、以前から調べてあったシーフードの店に乗り込んだ。
お店側と話し合いをして、予算を組んで準備した。
大変人気な店のため、昼食時でも満席になり、店内はやかましかった。
それで、大野と話し合い個室を取った。
個室は、注文料金が決まっていた。
金額を聞いて驚いた。
まあ日本なら普通の金額なのだが、ここはフィリピンだからとても高いと感じた。
しかし、なんとしてでも彼女に誠意を見せたいという大野の希望を叶えた。
短期間ではあるが、できる限りのことをしてきた大野と私たち支援スタッフ。
結果から言うと、「結婚を前提にしたお付き合いを私もしたいです。」と言ってくれた。
しかし、私たち3人の受け止め方はそれぞれが違っていた。
スタッフは、デートの最中もアシストを色々としてくれた。
彼女は、チャンスをもらえたと自分のことの様に喜んでいた。
この数日間、毎日8時間大野と付き合って、少しでもコミュニケーションが取れる様にと支援してくれた。
私はというと。
6時の待ち合わせに時間通りに来たと言う報告を大野から受けて、彼女に対する期待が5:5から6:4に変わった。
レストランに着いた彼女を見た私は、7:3に期待値が膨らんだ。
大野が一回めのデートでプレゼントしたブラウスを着て来てくれたから。
席について少したって彼女がこう言った。
「同僚に大野さんのことを話したんです。そしたら、外国人には変な人もいるからと注意されたんです。大野さんはジェントルマンでとても素敵な男性です。私は彼が好きですよ。」
その瞬間、期待値の針が振り切れた。
しかし、すぐに現実に戻った私は、この先のことを考えていた。
だめになった時のことを考えていた。
考えていたというより、自分でこの先のことを再確認していた。
終わった後の大野は、とても落ち込んでいた。
お店で彼女の乗るタクシーを見送った後、肩を落として俯き、一言も話さなかった。
少し泣いていた。
ホテルの部屋に帰った後、他のスタッフとのミーティングをした。
大野の報告は以下の通り。
1、小さな声でしか話せなかった。
2、会話が全く続かなかった。
3、手の変な動きがいつにもまして出てしまった。
その事でだめだと判断した。
大野が自分を的確に判断していることに成長の跡を見た。
「まだ彼女との3回目のデートがあるのですが。数日で楽しく会話ができるなんて無理ですよね。」
これから、彼は自分を徹底的に変える旅に出るそうだ。
私もその旅に付き合う予定だ。
すぐに次の女性にコンタクトを取らなければ。
いやあ、これから始まる怒涛の3ヶ月間。
何がなんでも大野の相手を見つけますよ。
たくさんの方から、励ましのメッセージをいただきました。
ありがたいです。
世の中には素敵な人たちがいっぱいいます。
励ましのそのお言葉で、私もまた支援を頑張れます。
ありがとうございました。
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