大野の日本語の使い方には独特なものがあります。
日本語としては正しいのですが、使い方に違和感を感じます。
例えば、支援をしている人と雑談をした後に「貴重な時間をありがとうございました。」と言うのです。
「その場でのその言い方はおかしいよ。」と指摘しても理解できないのです。
「貴重な時間をありがとうございました。」と言う言い方はこんな場面で使うと例を出して、大野に伝えます。
しかし、「彼がわかりました。」と言うまでに30分はかかるのです。
それからまた機会を見つけて、同じ指摘を繰り返します。
そうして初めて使い方を改めます。
1つ1つ丁寧に伝えていくしかないのです。
彼は支援している青年たちと食事をする時にも、日本語の使い方がおかしいのです。
食事の準備ができたことを、長い間一緒に生活してきた青年たちに伝えるときも、「食事の準備ができました。食べましょう⤴️」といつも話すのです。
〈語尾をあげて話すこと〉にも違和感を感じるのです。
そのことで長年一緒に生活をしている彼らは、大野との間に距離感を感じてしまいます。
それで、「みんなはこんな言い方をしているので、言い方を変えよう。」とアドバイスをしました。
「準備できたよ。食べよ。」「夕食食べるよ。」
何年も同居している人たちなのです。
いつまでたっても「食べましょう。」と言う言い方は距離感を感じさせてしまいます。
ある青年が言いました。
「何だか女性ぽい話し方が多いです。」「他人行儀な感じがします。」と。
「食べましょう。」と使うのはこんな時ですよ。とまた30分ほどかけて彼に伝えた後に納得してくれる大野です。
ちよっと待てよ。
大野は日本語教師の資格認定試験に受かっていますよ。
なかなか合格するのが難しい試験なのです。
それも3ヶ月程度の片手間の勉強で合格したのです。
それなのに・・・。
人との距離感が掴みにくいこと、場面に応じた使い方は十分わかっているのに、現実の場面で使うことができないのです。
日本で生きていくことにとても生きづらさを感じる大野です。
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