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そんなことできるわけがないだろう。
わかりますよ。あなたの気持ち。
でも、本当に親をにくいとは思っていない私たちですよね。
私の両親は80歳を超えてしまっています。
父親はもう私のことを誰なのかさえ、理解できなくなってしまいました。
とても悲しいです。
昔は、「あいつが何もしてくれなかったから、ひきこもったんだ。責任をとれ。」と怒っていた私です。
でも、父親の前では、一度もそんな風には言いませんでしたけれど。
母親には一度だけ暴力をふるってしまいました。
私がフイリピンの支援を諦めて、日本に帰ってきた時のことです。
「青木さんから聞いたけど、お前はそうやっていつも逃げているんだ。毎日英語を頑張ってしゃべれるようになったって喜んでたじゃないか。諦めたらあかん。女性はひとりじゃないんだよ。たくさんいるんだよ。」って私に向かって色々と言ってくれました。
そんなことはわかっている。
ただ、落ち着かせて、気持ちを整えたいだけだ。
そしたらまたフィリピンでリベンジしてやる。
そう自分で段取りを組んでいたのに、色々とブツブツと私に向かって言ったので、頭にきて母親を押してしまいました。
小さな母親が尻餅をつきました。
「痛い。痛い。」と母親がうめきました。
私は怖くなって自分の部屋に逃げ帰りました。
幸い母親は打ち身程度ですみました。
次の日、スタッフが私の家に来てくれて、私にこう言いました。
「色々と言われて、我慢ができなくなってしまったんだよね。後悔している?」
わたしは首を縦に振りました。
「落ち着いたら謝まれば良いんですよ。」
「お母さんね、なんどもなんども事務所に電話をしてきているんだよね。あなたのことを知りたくてね。
で、最後に同じことを言うの。『親は何もしてやれませんでした。どうか息子を笑顔にしてやってください。』って。」
そう話すとスタッフさんは泣いていました。
人の話でこんなに泣けなければ、この働きはできないんだとその時感じました。
今、親に暴力を振るっている皆さん。
どうか親と離れて生活してください。
誰だって、親を傷つけたいなんて思ってはいやしない。
でも、ああだ、こうだと親から一方的に言われてしまうと、爆発するんですよね。
大切なあなたの親を守る為にも、親から離れて生活してください。
そして、リベンジを目指してください。
いつか、両親と笑顔で話し合える日が来ることを信じて。
私はそれを信じて今日も頑張りますよ。
いつも私のブログを読んでくださって感謝します。
ありがとうございます。
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