例年、年末・年始には家庭内暴力の相談が、通常の月より多く寄せられます。
「子どもが暴れています。どうしたら良いでしょうか?」
「警察官が連れて行ってくれましたが、その後どう対処すれば良いのでしょうか?」
例年、相談内容は同じです。
毎年、同じ光景が全国で年末年始にくり広げられているのです。
子どもが声を大きくして怒鳴る程度でしたらまだ良いのかもしれません。
しかし、その暴言や暴力をエスカレートさせてはいけません。
取り返しのつかないことになってしまうこともあるのですから。
ヒロさんの場合
過去のブログ記事がありますのでお読みください。
smilehousejapan.hatenablog.com
smilehousejapan.hatenablog.com
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まずは暴れさせないようにすることです。
では、なぜ暴れるのでしょうか。
もともと、当事者は今置かれている状況が耐えられないと思っているということです。
そんな状況の中で、例えば大晦日の紅白歌合戦を他の家族が一緒に見ていて、少し騒がしくしてしまったりすることがきっかけとなったりします。
または正月になり、親戚が一堂に会して騒がしくしていることも当事者を刺激することになります。
みんなは楽しくしているのに、自分はそうできない。
来年も、再来年ももうこのままひきこもり続けるしかないのだ。
自分には希望がないのだ。
そんなことを思ったりします。
ですから、当事者を刺激するようなことは避けてください。
暴れるにはきっかけがあります。
暴れるきっかけを作らないことが大切です。
すでになんども暴れてしまっている場合はどうすればよいいのでしょうか。
会話を通して、当事者を落ち着かせられたらそれが一番良いです。
しかし、希望を失ってしまい自暴自棄のような状況の当事者を落ち着かせるには、彼らに希望を見せるしかないのです。
希望がともわない会話は意味がないのです。
ご両親は息子さんに希望を見せることができますか?
できると判断されたら、会話を通して落ち着かせることもできるでしょう。
暴れるお子さんを前にどうすることもできないとなったら、警察や病院に相談してみてください。
強制的に入院させることもできます。
入院に際して知っておくべきことがあります。
担当医師となんども出会い、話し合いを持ちましょう。
医者任せにしてはいけません。
どのような薬を処方して、服用後どのような状態になるのかをはっきりと聞いておきましょう。
医者に対して根掘り葉掘り聞いても良いのかと迷われる方もいますが、患者には知る権利がありますので、遠慮なく納得がいくまで聞いてください。
入院後、更に悪くなったケースも何例か見ていますので・・・。
入院することで得られる特典は、今後のことをじっくりと考えられる時間を得るということです。
しかし、強制的に病院に入院させてもいずれ退院します。
出てきてから今後のことを考えるのではなく、退院する前に退院後のことを考えましょう。
退院後のことに関しては次回に書きます。
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