発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

悲しい記憶の消し方教えます。程度の悪いアスペな俺

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発達障害と診断された俺。

アスペルガー症候群ADHDを持っていると言われた俺。

 

 

小さい頃から行動や発言が変でみんなから疎まれた俺。

で、2次障害で不登校・ひきこもりになった。

おまけに家庭内暴力で家から追い出された。

 

 

16歳までの俺の記憶は真っ黒。

楽しいことなんて何もなかった。

人生がとてもつまらないものに思えた。

 

 

しかし、30歳を超えた今の俺は幸せなのです。

何もかもが変わったのです。

 

 

あなたが、昔の悲しい記憶に支配されて、日常生活がうまく過ごせなくて大変だと感じているならば、ぜひ俺の話を聞いてほしい。

 

 

 

〈悲しい記憶の消し方〉

それは、悲しい記憶を持っている他の人たちと繋がるということ。

そして誰かの為に自分ができることはなんだろうかと考えて、それを実行すること。

それが、悲しい記憶を消す俺なりの方法。

 

 

俺はいじめられていた。

殴る、蹴る、切りつける。

怪我もしたさ。

 

 

かなりひどいいじめで、殺されるかもしれないと怖かった。

それで学校にいかなくなった。

いや、行けなくなったんだ。

 

 

 

そんないじめられていた記憶は長い間俺を苦しめた。

電車を待っていて、背後に人の気配を感じてビクつく俺。集団で歩いている男たちとすれ違うときに顔が引きつる。再びいじめられるのではと、ビクビクしていた俺。

 

 

 

自信なんてこれっぽっちもない。

何をやってもうまくいかないと頑なに信じ込んでいた。

 

 

 

攻撃は最大の防御。

サバイバルナイフを手に入れて、中学の時に俺をいじめた奴らに復讐を計画していた。

 

 

 

そして、今。

ハイ、いじめられた時の記憶、どこかに行きました。

復讐ですか?

生産性がないことは無駄ですね。

とにかく今、俺は幸せなんですから。

 

 

 

日本にいた時は、すぐに嫌な記憶に繋がってしまったけれど、フィリピンに移り住んで、楽しいことをこれでもかとやらせてもらったら、嫌な記憶が遠ざかりました。 

 

 

でも消えたわけではないです。

何かがきっかけとなって昔の嫌な記憶が戻ります。

そして、頭の中が復讐の思いに満たされるのです。

その時は人格変わりますよ。

 

 

 

 

いじめられたり、勉強がわからなくて悲しい記憶を思い出したりすると、それは〈ブラックヒロ〉の仕業だと自分で命名していた俺です。

 

 

 

たくさんの楽しい経験をすれば、嫌な記憶は下の方に沈んでいく。

しかし、何かの拍子で再び上に上がってきて、俺を苦しめた。

嫌な記憶は決してなくならないんだ。

 

 

ところがだ。

嫌な記憶を違う様に捉えたら、嫌な記憶は消えてしまった。

 

 

つまり、嫌な記憶は俺だけが体験しているのではなく、世界中の人たちが経験していることなんだ。

そして、自分はその嫌な記憶で他人と繋がることができることがわかったのだ。

また〈嫌な記憶持ち〉の人たちと繋がってわかったことは、多くの人たちが、頑張っているだれかを探しているということなんだ。

 

 

俺はたくさんの〈嫌な記憶持ち〉の人と繋がって、その人たちから励ましを受け続けた。

俺が頑張れば、彼らは自分のことのように喜んでくれる。

俺が失敗したら自分のことのように泣いてくれる。

 

 

発達障害でなければ、不登校もひきこもりもせずに普通に暮らしていたと思う。

でも、世界中の人と繋がることもなかっただろうな。

 

 

 

 

 

そう思えた時に、どこまでも俺にまとわりついて、散々気持ちを落とさせた悪の根源〈悲しい記憶〉が消えていた。代わりに見えたのが、〈価値ある記憶〉だった。

 

 

 

 

 そう書くと「出来過ぎでしょ」と思う人は多いだろうな。でも、そこまでに到達するのに8年近くかかっているんですよ。

 

 

毎日支援をしてもらって8年です。

ちよっと支援をしてもらって変わったわけじゃない。

毎日の積み重ねで8年間。

 

 

まあ、俺もスタッフも頑張ったねえ。

ありがとさん。

 

 

では。

 

 

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