発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

育てにくかった子どもを代表して言います。程度の悪いアスペな俺

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お伝えしたいことだけ言ってさようならです!!


 

支援を依頼されても、支援が実際に開始されるのは、およそ6割だそうです。

4割は、結局会うこともできずに、支援に繋がらなかったのです。

 

 

支援につながった人たちは、国内での支援か海外(フィリピン)での支援かを選択してもらいます。

と言いましても、10年以上ひきこもっている人たちが、日本でやり直すのはほとんど無理です。

 

 

ですから、長期ひきこもっていた人たちは、海外での支援をお勧めしています。

もちろん日本で支援を受けられる人もいます。

 

 

体験ツアーに参加してもらいます。

これはご本人を数人のスタッフで支援するのです。

そして、何ができて、何ができないのか。

苦手なことは何か。

得意なことは何かを1ヶ月間一緒に過ごしてスタッフが探るのです。

 

 

体験ツアーが終了したら、保護者との面談があります。

そこで、1ヶ月間一緒にいて、私たちが気づいたことを報告します。

 

 
・基本的な生活習慣
 
起床、就寝時間が決まっているか?
昼夜逆転していないか?
睡眠時間が取れているか?
 
 
食事 マナーが守れているか?
入浴 身体洗い、洗髪
身なり 身だしなみ、洗顔、歯磨き、散髪、髭剃り
健康管理 手洗い、爪切り、衣服の調節、室温管理
洗濯、掃除
持ち物、自他の区別、整理整頓
 
 
・人と関わる力
 
挨拶ができるか?
質問ができるか?
自分の意思を伝えられるか?
 
 
 

 

報告をし終わると、保護者の方の多くはこう言います。

「息子はこんなにもできないことがあったんですね。」

「障害者として生きていくしかないんじゃないですか。」と。

 

「落ち込む必要はありません。練習すれば、身につけることができます。しかし、時間がかかります。2年、3年とかかるでしょう。」と青木さんが励まして言うのです。

 

 

俺は、フィリピンで時間がある時に、支援をしていたけれど、やっぱりこんなこともできないのかと思うケースは多かった。

で、やっぱり思うわけです。

親は何をしていたんだって。

 

 

で、青木さんが俺に言う。

お母さんは、目の前のことで、精一杯だったんだよ。

他の兄弟たちは、ちゃんとできているのだから問題はないとも思ったんだよ。

誰もお母さんを責められないよ。

 

 

俺自身大変な子どもだった。

手のかかる子ども。

問題ばかり起こす子ども。

 

 

だからお母さん方の大変さは理解できる。

 

 

だから改めて言いたい。

これだけはできるようにしておいてほしい。

 

 

30、40、50代の人でも基本的な生活習慣ができていない人が多いんだ。

10年、20年、30年とひきこもっていた人が社会に戻っていくために、身につけなければならないことはとても多い。

 

 

あれも、これもと苦戦している人たちをたくさん見てきた。

身につくまでには、多くの時間が必要だ。

 

 

それが俺だった。

せめて、子どもが親の言うことに耳を傾けることができている内に、最低限のことだけでも身につけさせてほしいんです。

 

 

 

元〈育てにくい子ども〉を代表して、俺がお母さん方にお願いします。

 

 

 

 

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