「キレる子どもたち」という表現をよく目にします。
私たちが支援している人たちの多くはまさにそれなのです。
支援しているスタッフに対して暴力はみられませんが、スタッフの目の前でキレることは良くあります。
子どもが大きな声を出したり、物を投げつけたりするのを目にするとお母様は不安になるでしょうね。
では、どうすれば良いのでしょうか。
正しい対処の仕方があるのです。
まずやってはいけない対応からです。
キレている本人に向かって、矢継ぎ早に言葉をかけることです。
本人がパニックになっているところに、色々と言葉が耳から入ってくると余計に混乱してしまいます。
またこんな時にでも、母親の様子を見ています。
母親の呆れたそぶりを目にしたら、やはり暴力は出ます。
ですから、まずはその場所にいないことです。
すぐに離れて、静かに嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。
時間がたてば必ず落ち着きを取り戻します。
何かを話しかけるとしたら、落ち着いてからしかできません。
落ち着かせるためにも、無言に徹しましょう。
多くのお母さんがやってしまうことは「どうしたの!!何をそんなに大きな声を出しているの!!」と言ってしまうことです。
そうしますと、それがさらなる暴力の始まりの合図かのように、当事者はさらに暴れてしまうのです。
時にはお母様にもその暴力が向けられます。
暴力を振るったことのある当事者から聞いたことがあります。
その時、母親から1番聞きたくなかった言葉はなんだと思いますか?
それは「ご近所様に声が聞こえて笑われてしまう。」です。
この言葉を聞いた当事者が、包丁を取り出して、お母様に大怪我をさせてしまったということが、10年前にありました。
それは、大晦日の夜。
居間では、歌番組やお笑い番組を見て談笑している家族の声で満ち溢れていました。
当事者にはそれが許せなかったのです。
自分だけがこんなに辛い思いをしているのに、あいつらは一体なんだ。
きっと俺のことを笑っているに違いない。
ぶっ殺すしかない。
叩き潰してやる!!
2階の自分の部屋で大きな声で叫びました。
椅子や本を壁に投げつける。
その音を聞きつけた母親が、一言言いました。
「ご近所に聞こえるでしょ。あそこの息子はおかしいってみんなから笑われているんだよ。」
彼は当然大暴れをし、母親を傷つけました。
その後どうなったのか?
母親は息子が怖くなり一緒に住めなくなりました。
私たちがお預かりして、フィリピンで生活をしました。
それから、英語学校、大学と進み、卒業後は日本に戻り就職しました。
結婚もして今は落ち着いています。
ご家族とも和解したのですが、同居することは依然としてお母様が拒絶されています。
子どもを暴れさせてはいけません。
私たちからのアドバイスを是非試してみてください。
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