発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

大人の療育が必要なのです!! 東大

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スタッフと一緒にできているかをチェックです。あれ?ヒロさん話聞いてないよね。2006年

私たちの団体の支援には、短期支援と長期支援があります。

 

日本で高校や大学に行けなくなった人たち。

 

「なんとかギリギリ通い続けているが、社会に出るための第一関門である<就活>でつまづくのではないか?だからその前に、学校の長期休暇(春休み、夏休み)を使って、たくさんの体験をさせ、自信をつけさせたい。」

 

 

そんな人たちが、フィリピンのセブ市で英語学習を中心にして、その他の時間で、様々な体験をする中で、生活・社会スキルを学んでいるのです。

 

 短期支援は2週間以上からです。

長期支援とは、6ヶ月以上滞在する場合です。

 
 
長期支援を行う前に短期支援を行なっていただく必要があります。

短期支援を通して、その人が何を困っているのか、何が苦手なのかを観察して、私たちの支援が有効かどうかを見定めます。

 

 

それを元にして、支援計画を立て長期の支援が始まります。

 

 

例えば、このような事例があります。

〈プライバシー保護のため設定を変えています。〉

 

 

有名な大学に通ってはいるが、友達もおらず、他者との交流も行わず、家庭と大学だけの往復の日々を過ごしている青年。

 

 

その特性からか、会話もうまくできません。

また日常生活の様々な場面でも困ったことが出てきています。

当然、迫り来る就活でつまづくことは明白でしょう。

 

 

この現状をどうするのか?

まず、当事者に自分のことをよく理解してもらうことが必要です。

 
 例えば、ボーリングをしました。

球をまっすぐに転がすことができないのです。

また、歩行をしていてもまっすぐに歩くことができません。

斜めに歩いてしまうのです。

 

 

特性から来るものと言ってしまえば、それまでです。

私たちは、最後までゴールを見続けて投げること。

歩くときには、下ばかり見ないでまっすぐ前を見て歩くこと。

これらをまず指導します。

 
言うだけで、言葉で理解させようとしても、イメージも湧きませんし、できるようにはなりません。
本人の前で、見本を見せて、そのようにできるまで練習をさせることが必要なのです。
 
 
 
しかし、単に真っ直ぐに歩く訓練では、彼らは動きません。
 
 
 たかがボーリングですが、されどボーリングなのです。
ボーリングという遊びをスタッフと一緒に楽しむという経験を通して、自分が投げたボールがレーンをまっすぐに滑っていく。
 
 
ピンが倒れる。
みんなが、手を叩いて喜んでくれる。
楽しみの共有を体験するからこそ、まっすぐに歩いてみようと思い、練習になるのです。
 
 
練習した成果があり、まっすぐに歩いて行けて、ピンが倒れた時の彼の喜びよう。
 
 
見ている私たちも思わずガッツポーズです!!
 
 
あらゆる経験を通して、その人の生活・社会スキルを上げていく。
私たちの支援の目的はそこなのです。
 
 
 
 
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