子どもがパニックになったら?
僕はよくパニックになった。
小学校でよくパニックになった。
集団行動を行う時に、先生の説明が僕は理解できないのに、周りのみんなは、着々と行動している。
「そんなバカな。みんなはなにをやっているんだ。どうしてわかるんだ。」でパニックになる。
「ああああああ。」と奇声を発して、両手で自分の髪の毛を掴みその場でしゃがみこむ。
それが僕のパニックの時の姿。
もしくは強く握った拳を上から下に力強く振り下ろす。
なんどでも。
それか、窓から自分の荷物をほうりなげる。
こんな生徒が周りにいたら大変だ。
周りの生徒は困っただろうな。
「先生また始まったよ。」って普段はとてもやさしい女の子でさえ、嫌な顔をしてそう言ったのを僕は今でも覚えている。
「カンベンしてくれよ。」
クラス1の人気者が、心の底からひねり出したような声で話す。
クラスのみんなが笑う。
僕もなんだか少しホッとする。
僕に寄せられたクラスみんなの視線が、一時的に分散するからだ。
家でもパニックになった。
家では暴れた。
母親が「学校に行かないでどうするの」と何度もなんども繰り返し僕に聞いてきた時。
僕は追い込まれてしまう。
「学校に行かないことは良くないなんて、僕ですらわかっている。」
「それとも何かい、何にもわかっていない大馬鹿野郎って、母さんあんたは僕をそう思っているのかい。」
「僕の傷口に塩を塗り込むような言い方はやめておくれよ、お母さん。」
そう言葉に出せば、幾分状況は変わるんだろうが、言葉に出して言えない僕たちです。
溜まりに溜まった怒りのマグマが頂点に達した時、大爆発が起きる。
そんな時に、暴れている子どもに何か話しかけるのは逆効果です。
暴れている時に何言っても聞いていないよ。
火に油を注ぐことをしないでくださいお母さん。
でも僕のお母さんがそうしたように、さらに大きな声で、「やめなさい!!」って言うんですよね。
親も子どもも疲れ切ってしまうでしょ。
何度も同じことの繰り返し。
だんだん子どもも大きくなって、親の力では抑えきれなくなる。
どうすれば良いのか。
はい、お答えします。
静観しましょう。
距離を置いて、静かに見守りそっとしておく。
それが一番良い接し方です。
子どもは家族と話し合いがしたくて、暴れているのではないのです。
どうして良いのか、もう何もわからなくなっている今の状況に、さらに追い立てを食らってしまって、さらなるパニックになっているのですよ。
特効薬は、今の状況から抜け出すこと。
ハイ、いますぐサポートセンターにお電話を!!
特効薬なんて周りにはありませんので、まずは静観しましょう。
ある程度暴れたら、落ち着きます。
そして、いつもより早く寝ると思いますよ。
暴れている子どもと話がしたいなら、翌日昼ごろ起きてきたお子さんに朝食兼昼食を食べさせた後で、「ちょっと話がしたいんだけれど。」と切り込んでみましょう。
要は落ち着いて目の前の状況をしっかりと把握することです。
そして、どう対処すれば良いのかを考えることですね。
僕たちのような子どもには、定型発達の子どもに話すような感じでは、うまくいきませんよ。
僕たちでも理解できるような内容と、話し方、話すスピードもしっかりとチェックして臨んでくださいな。
以上。
また今度。
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