僕は小学校4年生からひきこもっていました。
小学校4年と言うと10歳でしょうか。
それから15年ほどは家族以外の誰とも会えなかった。
いいや、違った。
1、フリースクールに行った。
見学して1日だけ行った。
行かなくなった理由は、自分とは違う人たちがそこにいたから。
2、3つの私立中学校に見学に行った。
見学して一瞬入学したい気持ちに傾いたところもあったが、結局どこにも行かなかった。
先生たちの態度は素晴らしかった。
この人たちなら、僕をバカにはしないと思った学校が多かった。
しかし、中にはこんな人もいた。
ある学校で、校長代理と言う人が僕に言ったんだ。
「不安が大きかった生徒もここに来れば数ヶ月でみんな友達が出来て、元気になるよ。
不登校の辛い思い出は無くなってしまうんだよ。」
その発言を聞いて、ここの中学校は絶対ダメだと思った。
その時に質問すれば良かったけれど、そんな勇気は僕にはなかった。
「他の人は数ヶ月で元気になるかもしれないけれど、僕の場合はこの生きづらさを数ヶ月でなんとかできるなんて思わない。」
今ならその人にこう言うな。
「不登校を簡単に思わないでくれ!!」
「そんな数ヶ月でホイホイとみんなが元気になるって?おたくは他とは違って、そんな素晴らしいプログラムをお持ちなんですか?」って言ってやりたかったな。
サポートセンターのスタッフに「私立中学でも僕のような強い特性を持つ子どもの支援なんて出来ないでしょう」と聞いてみた。
「みんなダメだと決めつける。その考え方はやめなさい。一生懸命頑張っておられるところもあるよ。」と言われた。
反省、反省。
「決めつけては絶対にダメなんだ。君には合わないと思った。しかし、他の人もそうに違いない。というの間違っている。」
「医療だってそうなんだ。A医師が良いと言う人もいるし、良くないと言う人もいる。かかったその人たちによって印象は違うね。」
「私立中学に通うことで、元気になった生徒も大勢いるんだよ。」
「もっとも大切なことは、親が徹底的に、子どもにその学校が合うかどうかを調べるということだね。」
「でも、どんなに調べても、学校をやめてしまう子は実際いるんだけれどね。」
「発達障害の特性が強い子どもたちは、個別での支援がないと成長は難しいんだよ。」
「特性がとても強くて周りとうまく関われない子どもにとっては、個別支援で淡々と日常生活スキルや社会的スキルを身につけられるように徹底的に指導していくしかないんだよ。」
「ブンさんのような人にはある程度色々なことを身につけさせてから、学校に戻らせるということがもっとも回復に近道な支援なんだ。」
現場からは以上です。
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