今日から私は、お休みをもらいます。
少ないスタッフで運営している中で、長期の休みをいただくのは申し訳なく思っています。
この休みを利用して、家族と一緒に過ごす予定です。
新規の方からの問い合わせなど、サポートセンターへの連絡がスムーズにいかなくなる場合もあるかもしれませんが、申し訳ありません。
私は、ひきこもっていました。
それ以外にも色々と問題を抱えていました。
長い期間、私は孤独の中にいました。
どうしたらいいのか。
何をしたらいいのか。
何も考えつかずに、ただ1人で過ごしていたのです。
両親は長きに渡って、そんな私を支え続けてくれました。
見捨てることをせず、ただただ私の回復を願っていました。
そんな母親に、 「私は、生まれてこなければ良かった。」と当たったことも何度もありました。
娘の私からそう言われて、悲しそうにしていた母。
両親も誰かに相談をしたかったのです。
だれかに助けを求めたかったのです。
しかし、田舎の地域では情報も限られています。
30年前にはインターネットもまだ一般的ではありませんでした。
みかねた親戚が保健所に相談してくれました。
保健所から職員の方が訪問してくれました。
しかし、会うことをしませんでした。
時間がたつにつれて、私の状況はどんどん悪くなっていきました。
そんな時に、私の知り合いが、ある支援団体に問い合わせをしてくれたのです。
それが、今私が関わっている団体〈サポートセンター〉です。
20年前に青木が訪問してくれました。
会うことはできませんでした。
会うことが怖かったのです。
こんな私なんか、誰も相手にしてはくれない。
希望など持つことができませんでした。
それでも、青木はなんどもなんども自宅に訪問してくれました。
やがて会うことができ、私への支援が始まりました。
それから、支援が進み、私の状況も改善されていくのです。
と、なれば良かったのですが・・・。
途中で挫折し、支援がなんども中断しました。
それでも、決して見捨てなかった青木をはじめとするスタッフたち。
私への支援は10年近くを要したのです。
それもほぼ毎日の支援でした。
私は回復したのです。
再び社会に戻ることが、できたのです。
そんな私が、母親と一緒にこの夏を過ごします。
母と過ごすことができる時間も限られてきました。
この夏、母と過ごす中で、どこかでもう一度改めて、声にだして言いたいのです。
「お母さん、ありがとうございました。」と。
私はそう言えるのです。
間に合ったのです。
ただ、ただ、感謝です。
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