社会がもっと〈障害〉を理解しないといけない。
そんな声が日本の社会に溢れています。
それほど、日本の社会が障害に関して理解が足りないのでしょうか。
私は、海外には行っていませんので、海外の事情はわからないのですが、海外で支援をしているスタッフの多くが感じているのです。
(日本はおかしい。)って。
例えば、以前にも誰かがブログに書いていたことです。
<みんなちがって、みんないい。>
金子みすずさんの詩の一説です。
障害に関して、差別を受けたり、無理解だったりした時によく引き合いに出される詩です。
私も他のスタッフもとても気に入っている詩です。
海外で出会った発達障害の支援者たちに、「日本にはこんな素晴らしい詩があるんですよ。」と紹介するのですが、紹介された方は、不思議な表情をします。
そして、こう言います。
「この詩の何が良いの。」と。
続けてこう言います。
「当たり前のことを言っているだけですよね。」って。
話を続けているうちに、日本人の私たちは他の国の人たちから見たら、とても理解されない現実の中に住んでいることに気づきます。
もちろん、他の国が完璧という意味ではないのです。
それぞれに問題を抱えているはずです。
日本にだって、他の国が羨むような箇所が多くあるはずです。
しかし、〈障害〉に関する意識はとても遅れているのです。
国としてのインフラや国力は世界でもトップクラスなのに・・・。
障害を抱える本人とそのご家族が日常生活の中で苦しんでいます。
私たちが、生きづらさを抱えている人たちを海外にお連れするのは、その為です。
海外では、生きやすいと感じるのです。
30年ひきこもっていた人も。
家の中で暴れていた人も。
自傷行為を繰り返していた人も。
みんな平安な気持ちになるのです。
もちろん、平安な気持ちはいっとき、感じるものなのです。
それを継続させるのには、やはり本人の変わろうとする努力が必要なのですが。
自分はダメな人間だ。
みんなと比較して、そう思う。
僕みたいな人間は、生きていない方が社会にとって良いことなのではないか。
生産能力のない自分は死んだほうが良い。
どうか、そんなことは思わないでください。
あなたはダメな人だって、誰が決めたのですか。
「本当はそうじゃない。」
そう思いたくないですか。
「僕はダメじゃなくて、大丈夫だ。」
そうなりたいのでしょう。
そう感じたいのでしょう。
「あなたがダメなのではなく、日本があなたに合わないだけです。」そう考え直してみませんか。
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