私たちが関わってきた人たち。
発達障害の2次障害でひきこもったり、家庭内暴力や自傷行為が出たりしている人たち。
そんな人たちを私たちは支援しています。
彼らの声に耳を傾けますと、当事者の思いや気持ちがわかってくるのです。
彼らの気持ちを一言で言うなら「親に認めてもらいたい。」です。
学校で友人に除け者にされたとしても、親から認められれば、なんとかやっていける子どもたちなのです。
良い学校に入る。
給料を多くもらう。
子どもたちが考える<親から認められる条件>は、そんなに多くはないのです。
そんな親思いの子どもたちですが、現実は〈部屋にひきこもっている〉のです。
親から認められるどころか、否定されるような現実に、子どもたちは不安になり、焦ったり、希望が見えない現実に怒りを抱きます。
親がそんな子どもの支援者になるのはとても難しいのです。
1、親が社会復帰するための解決策を持っていない。
解決策といっても、〈もう一度勉強する〉と言う簡単なことなのです。
親だって、それを子どもに提示できるわけです。
で、(もう一度勉強してどうなるんだ。)とひきこもっている子どもたちは、思います。
先行く仲間に会わせて、将来を想像できるようにしてあげればいいだけのことです。
そのようにできればの話です。
2、気持ちの整理と過去の出来事の受容。
いじめられた記憶、同級生たちと良い関係を結べなかった記憶は、消えることなく、面々と子どもたちを支配し続けます。
いつしか、過去の記憶が生活全般に及ぶほどにまでなっていきます。
その記憶をなんとかしないといけません。
私たちがやっていることは、とてもシンプルなことなのです。
楽しいことをやり続けて、〈1人でも楽しむ>ことができるようにしてあげる。
ほとんど全ての子どもたちが、(こんな自分は楽しんではいけない)と思い込んでいますから。
親が子どもと一緒に楽しいことができますか?
親の知り合いならできますよ。
そんな知り合いがいればの話ですが。
ひきこもっている人たちをフィリピンにお連れして、心の底から笑うような楽しい出来事、過酷な家庭環境に置かれても、必死に希望を見つけようとしている子どもたちとの出会い。
そんな体験を時間をかけてしてもらっているのです。
20年、30年近くひきこもっている人たちには、そのくらいのことをして初めて、もう一度やり直す決断をするのです。
でも決断をしてから、動くまでまた時間がかかったりするのが現状です。
下記バーナーのクリックを押してください。
ご協力をお願いします
日本ブログ村に参加しています。
いつもご協力をありがとうこざいます。
1位でいると新しい人たちが訪問してくれます。
クリックをお願いします。