発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ひきこもっている人の回復は難しくない。マル

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誤解しないでください。

「ひきこもっている人の回復は簡単だ。」とは言ってはいないのです。

「難しくはない」と私たちは思っているのです。もちろん、条件付きなのですが。

 

 

新聞やテレビ、インターネットで日々〈社会的ひきこもり〉の問題が論じられています。

その内容の多くは、この問題の深刻さを訴えています。

 

 

ひきこもりの人たちは100万人とも言われています。

最近では<大人のひきこもり>という新たな問題も出てきました。

 

 

その問題がきっかけとなり、様々な2次的な問題が引き起こされてもいます。

この問題の管轄である厚生労働省からも過去、様々な施策がなされましたが効果がある施策は打ち出せませんでした。

 

 

 

つまり、〈社会的ひきこもり〉の問題に関しては、官民ともお手あげの状態なのです。

 

 

 

この問題を解決することは、とても難しいのです。

 

 

ひきこもりのお子さんを持つご家族は、色々な所へ相談に走ります。

保健所、精神保健福祉センター発達障害支援センター、精神科医、カウンセラーなどなど。

 

 

しかし、どこに行っても、返ってくる答えは同じみたいです。

もちろん誰もが必死になってこの問題に取り組んでいるのです。

 

 

 

ひきこもっている人たちを抱えている家族が求めているのは、子どもたちに寄り添ってくれる人たちです。

 

 

 

彼らの心を開き、語る言葉に耳を傾け、一緒に社会復帰するための道を探す人たちを彼らは求めているのです。

 

 

残念ながら、そのような人たちが少ないのです。

 

 

なぜ少ないのか?

 

 

10年、20年と社会から離脱して、家の自室にひきこもってしまった彼ら。

 

 

彼らは、自分がすでに社会から必要とされていない事を知っています。

「今更、どうしようもない。手遅れだ!!」

 

 

強く心を閉ざしている彼らです。

そんな彼らに再び<やる気>を出させて、回復まで歩み続けられるようにすることがいかに大変なのかは、このブログで当事者が書いてくれています。

 

 

時間がかかるのです。

心を開いて、支援者に会ってくれるまで、ひたすら訪問を繰り返す私たちです。

諦めたら、おしまいです。

でも、毎月何度も訪問しても、一言も聞けない状況が1年も続けば、私たちでも諦めの気持ちになってしまいます。

 

 

社会復帰できる具体的なプログラムが必要です。

支援者たちは、プログラムを作らなければなりません。

プログラムを作り出すのにもお金が必要となってきます。

 

 

彼らは心地よい言葉を求めているのではないのです。

10年、20年ひきこもっていても、再び社会で必要とされる自分を求めているのです。

 

 

民間団体のプログラムにその効果を見定めて、補助を出してくださればどんなにか助かるのですが、待っていても支援はきません。

 

 

 

時間、プログラム、お金、人手、そしてなりより大切な支援者の情熱です。

 

 

たくさんの人たちが、私たちのミッションに関わってくださいました。

しかし、長くこの働きに関わる事は困難な事です。

自分の時間など一切持てないからです。

 

 

しかし。

彼らは再び社会に戻っていきたいのです。

誰でも、自室にひきこもり、社会からの一切の問いかけに、沈黙を続ける現状を良いとは思ってはいないのです。

 

 

ただ、ただ、確かな希望がどこかにないのだろうかと心の隅に思っているのです。

 

 

回復できます。

子どもたちに笑顔を取り戻させてあげたい。

私がそうなったように。

 

 

 

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