発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

母親が謝らない限り僕は許せない。大バカ野郎

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<親を許さない>という考えに支配されていた僕。

その憎しみの思いは、自分自身をも縛り上げていた。

 

 

 

 

小学校でいじめられた時になぜ助けてくれなかったのか。

 

 

中学校のとき、技術家庭での提出物が作れなかった。

父親にどうすれば良いのか聞いたら、「母親に聞け。」と言われた。

母親にいやいや聞いたら、「先生にわかりませんと聞け。」と言われた。

 

 

 

お前たちは、親としての義務を果たしていない。

その時はわからなくて、随分たってから、僕が他のみんなとは違うということがわかって、もっと腹が立った。

 

 

 

青木さんやスタッフたちは、そんな僕に冷静に対処してくれていた。

 

 

 

今思い返すと、彼らは絶対に親の悪口は言わなかった。

僕は「そうだよね。君の親はひどかったね。」とせめて相槌だけでも打って欲しかった。

 

 

 

でもそんなふうに僕に対処していたら、僕が親を許すという考えには至らなかったと思う。

 

 

青木さんに言った。

「親を許すことですよね。」と。

 

 

 

「親を許すことかあ、ちょっと違うな。」

意味がわからなかった。

「どういうことですか。」と聞いた。

 

 

「許すというのは、君が親を上から見ていることじゃないのかな。」

「そうですよ。親は僕にひどいことをしたんですから。」

「ひどいことをした親を君が許す。ということなのか?」

 

 

 

「あの?言っている意味がわからないです。」

 

 

 

僕の彼女に聞いた。

「青木さんは、意味不明なことをいうんだよね。」って。

 

 

そしたら、彼女が言った。

 

 

あなたは、「いろんな過去のことを持ち出して、お母さんにそのことで謝らせたいんじゃないの?」

 

 

 

「もしお母さんが、依然としてあなたを否定し続けていても、あなたは母親を許すことができるの?」って。

 

 

 

「あなたがいう<許し>というのは、母親からの謝罪が最初にないとダメなんじゃない?」

 

 

彼女の言葉の重み。

 

 

 

 

恥ずかしいですが、僕は、この時、彼女が神に見えました。

 

 

 

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