朝食を食べているときに、色々と考えていた。
考えていたことは家族のこと。
家族といっても、今は母親しかいないんだけれど。
で、亡くなった父親と祖母と今でも日本で1人で暮らしている母のことを考えていたら、涙が止まらなくなった。
そのとき、頭の中で思い巡らせていた考えが結論のように感じた。
と同時に、僕が長い期間、抱え込んでいた問題が、問題でなくなったことを再認識した。
僕が大きな問題だと感じていたこと。
不登校だったこと?
学校の勉強に全くついていけなかったこと?
クラスの人たちから嫌われていたこと?
それらは確かに大きな問題だった。
しかし、僕の1番の問題は家族との関係だった。
僕は家族に愛されたかった。
どんな子どももそうでしょ。
両親からの愛情を必要としている。
特に、僕はとても親からの愛情を求めていた。
今まで書いてきたように、僕にとって家の外の世界は不安なことばかり。
誰も僕と接点を持ってくれなかった。
それだからこそ、人一倍親からの愛情を求めていたんだ。
しかし、親からもらったものは、愛情と感じるものではなかった。
僕が求めていたものではなかったんだ。
だから、そんな親を僕は激しく憎んだ。
憎み続けた。
決して許すことはなかった。
僕が、もっとも欲しいものを与えなかった親の存在を否定したかった。
その感情を今まで持ち続けていたけれど、あえて外に出さずに封印していた。
どうしてかって?
僕が心の中にためていたものを親に言えば良いだって?
何もわかっちゃいないな。
何もわかっちゃいない。
言っても、理解してくれる親じゃないことはわかっていたさ。
理解してくれるなら、とっくの昔に言っているんだ。
言ったところで、「お前ね、何を言っているんだ。お父さんも、お母さんも、お前に対して、十分とは言えないかもしれないけれど、一生懸命やってきたつもりだよ。」
いや、いや、こんな会話もできないうちの親たちだ。
ただ、黙っているだけ。
会話なんて成り立たないんだ。
それがわかっているから、僕はこんなにまで引き込もっていたんだよ。
わかってもらえるかな。
青木さんやサポートセンターのスタッフたちはわかってくれたよ。
だから、僕の心の中にあるもの全部を吐き出した。
吐き出しても良いと思える人たちだったから。
時間はかかったけれどね。
でもサポートセンターは整理をしてくれる人たち。
最終的に問題を解決するのは、僕自身だということ。
僕が親と面と向かって、お互いに理解する努力が必要なんだ。
いや、親は理解できないんだ。
理解できない親をどう僕が受け止めるかが、僕が抱え込んでいる問題の全てだ。
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