僕は同世代と比べて、できないことが山ほどあった。
小、中と学校生活はひどいものだった。
失敗の連続で、僕の肯定感はなくなってしまった。
だから、僕は自殺をしようとした。未遂に終わったけどね。
これからの人生に希望なんて持てなかったから。
そして、ひきこもった。
死ぬこともできない自分には、ひきこもるしか方法はなかった。
「希望」
はあー。
そうなんだ。希望なんか何もなかったんだ。
希望が欲しかった。
自分では見つけることができなかった。
親は親で、なんとかしないといけないと考えてくれていたんだと、今になって感謝している。
しかし、親が僕に示してくれた「希望」は「希望」ではなく、今の自分がどういう状況にあるかを示してくれるものだった。
「絶望」という言葉が当てはまる。
親が探してきてくれた施設は、知的障害の人たちを支援する施設だった。
「ここで、ゆっくりやってみたらどうなんだ。すでにお母さんと一緒に下見をしてきた。職員の人たちは、とても優しかったし、頑張れば仕事だって、紹介すると言ってくれたよ。」
父親の話を遮るために、思いっきり足で壁を蹴った。
本箱を持ち上げて、ドアに叩きつけた。
「俺は、知的障害者か?」
「違うだろ。ふざけるな。」
ありったけの怒りをぶちまけた。
「両親を殺してやる。」と僕は誓った。
今思うと、常軌を逸していた。
長期間ひきこもるとこうなってしまうんだ。
本屋に行けば、様々な「発達障害支援本」を目にする。
僕はそれを見て、いつも思うんです。
「本読んで、それで社会に適応できるわけねえだろ。」
「そんな簡単なもんじゃねえって」
日本で本屋に行っても、意識的に「発達障害関連の本」のコーナーは避けるようにしている。
そこで、僕が言いたいのは、「メンターを探せ。」です。
僕のように他人とうまくコミニュケーションが取れなかったり、学校生活がうまく送れなかった人たちには、メンターが必要なんです。
1人では絶対と言っていいほど、社会復帰は無理ですよ。
自分で言うのもなんですが、僕への支援は大変だったと思う。
本当にスタッフたちは、よく支援してくれたと思います。
大変長い時間と手間をかけて、僕は社会に戻ることができた。
それはメンターが、いてくれたからこそです。
今の僕のメンターは「僕の彼女」なんです。
まだ20代前半ですが、とてもしっかりしています。
しかも僕のことを理解しようと日々努力してくれているんです。
そして、僕を励まし、支えてもくれます。
「30近くの男が、10歳近く離れた子に支援を受けているなんて!!」
そう思うなら、そう思ってくれて結構です。
僕は最愛の理解者を得て、今は幸せいっぱいです。
彼女は僕のメンターなのです。
その関係は、末長く続くのです。
下記バーナーのクリックを押してください。
ご協力をお願いします
日本ブログ村に参加しています。
いつもご協力をありがとうこざいます。
1位でいると新しい人たちが訪問してくれます。
クリックをお願いします。