発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

子どもにどんどん経験させないと後で苦労しますよ。Mr.Joe

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仲間でバイキングスタイルのレストランに行ったら、あなたはどうしますか?

 

 

 

僕はもともとひきこもっていましたし、小、中と友達もいませんでしたから、バイキングスタイルのお店に初めて行ったのは、40才でした。

 

 

バイキングスタイルのお店に入りますと、最初にみなさん手を洗いますね。

 

 

そして、トレーにお皿をのせて、好きな料理をお皿に盛っていきます。

トレーが一杯になったら、テーブルに移動して、そこでトレーを下ろして、ジュースなどの飲み物を取りに行きます。

 

 

 

自分が先にテーブルについたら、手を振るなどして、他の仲間に着いたテーブルを教えます。

そして、仲間がテーブルに着くまで待ちます。

 

 

 みなさんそうしていますよね。

 

 

僕はそうすることができませんでした。

 

 

僕の場合。

バイキングスタイルのレストランに仲間と入りましたら、とにかく早く食べたいので、手なんか洗う暇なんてありません。

トレーにお皿を載せられるだけ載せて、どんどん料理を盛っていきます。

 

 

トレーが一杯になってもお皿を2段に重ねていきます。

一旦、一杯になったトレーをテーブルに置いたら、すかさず、見ていないコーナーを偵察に行って、食べたいものがあったら、またお皿に盛ります。

 

 

そんなことを何回も繰り返します。

そうしますと、テーブルの上には、自分が食べたい料理を盛った皿で一杯になります。

 

 

席に着いたらすぐに食べ始めます。

お腹をすかした子犬のように夢中で食べます。

そして、全部食べ終わっていなくても、また食べたいものがあったら、その料理を取りに行きます。

 

 

「Joeはどこのテーブルにいるの?見当たらないな。Joe!!」

そんな呼びかけも僕には聞こえません。

ひたすら食べます。

 

 

3年前の僕です。

 

 

 

「その食べ方は間違っているから治そうね。」とサポートセンターのスタッフに言われました。

何が間違っているのか、わかりませんでしたので、「なにかおかしいですか?」と聞き返しました。

 

 

「みなさん、遅いですよ。もっと、さっさと料理を取れませんかね。」と言った僕です。

 

 

みなさん、僕たち程度の悪いアスペルガーはこんなふうなのです。

知らないことはわからない。

40才で、そんなことも知らないの?

 

 

はい、知りませんでした。

サポートセンターで支援を受けなければ、今でも知らなかったでしょうね。

 

 

「みんなで食事をする意味がないよ。」

「みんなで一緒に食べるのです。」

 

 

「そうだったんだ!!」

「Joe、これはとても大切なことだから、覚えてね。」と言われたことをよく覚えています。

 

 

今は?

もちろん、バイキング形式のレストランに行けば、みんなのために、真っ先に席を確保して、他の仲間に場所を教えて、誰かがテーブルに着いてくれたら、今度は僕が料理を取りに行く。

 

 

そうしています。

そうするものなんだと教えてくれたのでわかったのです。

 

 

「経験していないことはできない。」

これ、僕たちのような人には鉄則です。

 

 

だから東大さんが言うように「経験、経験、経験をこどもに与えてくださいな。」なんですよ。

 

 

ほんと、僕たちのような子どもには、特別に時間をかけて、経験を与えてくださいな。

 

 

「大変だな。」

はい、その通り大変な子どもです。

 

 

「手間がかかるし、お金もかかる。」

はい、その通りです。

 

 

でも、小さい時から、同じ年齢の子どもより、より多くの上質な経験をさせますと、僕や東大さんのようにはなりませんので、お母さん、頑張って子どもさんに経験を与えてあげてくださいな。

 

 

僕たちからのお願いです。

 

 

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