青木先生から「私は先生ではないので、さんでいいです。」と言われました。
また、「私は神様ではないので、あのような書き方はやめてください。」とも言われました。
なかなかしっくりとした物の言い方ができないです。
毎日プログラムをこなしています。
プログラムが終わって、自分の部屋に帰って、シャワーをしてから今日1日起きたことをもう一度振り返って、気づいたことを書き記します。
そして寝ます。
しかし、なかなか寝つけません。
今日という時間が終わってしまうのです。
私の命の炎が、また少し弱くなっていくのです。
そう思うとたまらない気持ちになります。
布団をかぶったまま、大声でさけびます。
「うわぁぅぁぁ」ってなんども。
そうすると少しは落ち着きます。
大きな声を出しても何も変わらないだけ。
早く寝て、また明日1日頑張ろう。
と思い直して寝ます。
でもどうしても大きな声を出したり、何か物を壊したくなったりしてしまいます。
日本からフィリピンに戻るときに、母親が父親に「ドラゴンズがフィリピンに帰るから、挨拶だけでもしときなさい。」と言いました。
父は、心臓の病気をわずらってから、なんども生死の境をさまよっています。
「戻るか。フィリピンは暑いか?日本の夏みたいか?」
「頑張っとるんやな。一生懸命頑張った人を神様は見捨てたりしないから。ほな、健康に気をつけてな。お前を見るのが今日が最後かもしれんから、近くでお前の顔を見させてもらうわ。」
背中が丸くなった父。
小さな父が、下から私を見上げます。
糖尿病が悪化して、視力はほとんどなくなっています。
わたしは、父の顔を見ると泣いてしまいました。
恥ずかしいので、玄関を出ると一直線で駅に向かいました。
本当は「ありがとう。」と言いたかった。
でも、30年間ひきこもった私は両親に「ありがとう。」とは言えないのです。
だからこそ私は父親と母親に頑張った姿を見せたいのです。
「おとうさん、おかあさん、結婚する相手を連れてきたよ。」
「僕の今の仕事は給料は安いけれど、人を助ける仕事だから、それで僕は満足です。」
「おとうさんと、おかあさんに孫の顔を見せたいから長生きしてね。」
そんなふうに言いたい。
何も言わずに黙って玄関から出て行った自分が嫌でしょうかないです。
1日も早く30年間の遅れを取り戻したい私です。
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