名前は「ドラゴンズ」としておいてください。
私はこの度、サポートセンターの「ボランティア活動」に参加しましたので、その報告をいたします。
参加人数はスタッフが4人と私です。
朝、9時に住んでいるマンションを出て、1時間で支援している小学校に着きました。
私は今回で7度目の参加です。
車の音を聞きつけて、子どもたちが教室から駆け出してきます。
子どもたちからいつも聞かれることは「Joeはどこ?」です。
私はJoeを知っています。
Joeはとても優しい人です。
私に優しくしてくれました。
「Joeさんはよその場所の中華料理店で働いているよ。」と私は言いました。
「おじさんは嘘つきだ。Joeはネイチャーガイドになるのが夢なんだよ。」
大人の事情がわからない子どもには、何を言っても無駄なので黙っていました。
早速、古着を配布します。
サポートセンターの決まりで、一人一人に挨拶をして手渡しするのです。
私はビサヤ語を勉強していますので、ビサヤ語で「こんにちわ」と言って一人一人手渡ししていきました。
どの子どもたちも笑顔です。
私は最初の時に「古着なんて差し上げたら、失礼じゃないですか」とスタッフに聞きました。
フィリピンの現実を何も知らない私は、日本の常識で物事を考えたり判断したりしていました。
みなさんからいただく古着を子どもたちは大切に抱えて教室に戻ります。
その姿を見ていたら、私は毎回泣いてしまいます。
1度目の古着を配布していた時に、仲良くなった女の子ができました。
素敵な笑顔を私にくれます。
そして、私に話しかけてくれたのです。
「おじさんの住んでいる日本はどっちの方向なの。」
たわいもない話題が多いです。
しかし、「お母さん病気で寝ているよ。私が妹の面倒を見ているけど、そしたら私は学校にこれないんだ。」と寂しそうな顔をして話してくれました。
私は何かしたくて「おじさんは病気が治る魔法のことばを知っているから、今からお祈りしてあげる。」と言いました。
「チチンプイプイ・・・・・・」
「お母さんの病気はこれで治るんだ!!」
女の子は飛び跳ねて喜んでいました。
2度目の訪問。
私はその子の姿を探しました。
見当たりません。
校長先生に聞きましたら「長いこと休んでいる。」とのこと。
青木さんに「その子の家を訪問したい。」と頼みました。
でも、とても足場が悪いので、行けないとと言われました。
3度目の訪問、4度目の訪問。
彼女の姿を見ることはできませんでした。
そして今回。
彼女と出会うことができました。
「おじさん、魔法のことば効いたよ。お母さんね、病気が治ったの。」と満面の笑みを浮かべて、私の所に駆け寄ってきてくれました。
わたしは大泣きしてしまいました。
私にとって初めての友達のような気がしました。
私に話しかけてくれたそのことだけで、もう充分でした。
私は高校を出てから、家に引きこもりました。
家からは全く出ることができませんでした。
5年前に青木さんからハガキが届きました。
それがきっかけで家から出ることにしました。
今はフィリピンに住んでいます。
50歳で、体のあちらこちらが悪くなっています。
今から働くことは難しいのはわかっています。
でも死ぬその時までに、何か人の役に立ちたいと思っています。
そのために今、英語とビサヤ語を勉強しています。
よろしくお願いします。
古着をください。
たくさんの子どもたちが喜んでいます。
私はお願いすることしかできません。
よろしくお願いします。
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