特徴捉えすぎ!!夢があるなこれ。すごいや、あんた最高だぜ!! ありがとう。BY HIRO
ということで、ホッとしているような落ち込んでいるような僕です。
何を着ていけばいいのか。
靴は?
「糸がほつれたパンツをはいて行っては、気持ちまで下がってしまう。」
と言って、新しいパンツまで用意してくれた青木に驚きを超えて感動してしまった僕です。
全てを用意してくれました。
「今すぐ全てを着替えて、僕に見せてください。」
そう言った青木に本当に感動してしまいます。
ここまでやってくれるなら、その気持ちに応えないと !!
クリスマス1ヶ月前のことでした。
青木と僕は少し離れた場所にいます。
しかし、毎晩インターネットで会議をしています。
それには日本からのスタッフも参加します。
夜10時にはスタッフ会議は終わるのですが、それから少しの時間ですが、青木に特訓してもらっていました。
「女性との付き合い方講座」です。
何も知らないぼくです。
学ぶことはとても多いです。
大変ですが、やはり新たな人生を送りたいので、必死な僕です。
しかし、12月になって僕の状況が変わってしまいました。
正直言って、今、僕は疲れ切っています。
1人の青年の状態が良くないのです。
大学を休学するかどうか、本人の意思、大学側の考え、休学した場合のプログラム、経済的な計画、医療が必要なのかどうか、どこの病院がベストなのか。
転地療法をするのか、だとしたら、日本に一時的に帰るのかどうか。ここに留まりたいという希望なら、個室から僕やフィリピンスタッフとの同居に変えなければ。年末に新居を探すのは大変。イミグレーションからも話が聞きたいとの電話がきました。
そして大学で、出会った友達。
「見舞いには行けるのか」「日本から来たスーパー人間(調子を落としてる生徒のことです)に負けないようにと頑張って来たのに、寂しいね。」
彼ら一人一人への返信。
何をおいても、まずはご両親にご報告をしないと。
ついに疲れが溜まった僕は、体調を崩してしまいました。
それで、急遽青木が僕の住む街にかわりに来てくれるのです。
「こんな状況ですから、デートを辞退するしかないです。」
「残念だけれど、今は生徒の回復に一緒に全力をそそぎましょう。」と青木。
そんなことで相手の女性にお断りのメールを送った後、改めて電話をしました。
「『引きこもり』そんな状態は聞いたことがないです。日本固有の症状?100万人の若者が、親以外との交流を持つことができない?日本の話ですよね。私が理解できるようにもう少し話してください。」
大勢の若者がひきこもっているという状況は、世界中でも日本と韓国にしか見られないのです。
それを理解することはできないと思います。
「東大さん、丁寧に説明をしてくださってありがとう。あなたの誠意は感じました。」
「しかし、ごめんなさい。私はとてもかなしいのです。看護学生にとって、クリスマスがとても貴重な休みだということを理解してください。それをあなたにささげたのです。少し、時間をください。また私からメールをします。Merry Christmas and Happy New Year !!」
働いてお金を貯めて、看護学部に席を置く、24歳の彼女。
とても綺麗な女性でした。
そして思慮深くて、優しさも持ち合わせてもいました。
正直、好きになっていた僕でした。
しかし、大丈夫です。
「次行こ、次」って青木の言い方に笑ってしまった僕です。
ここはヒロさんのオススメの曲を聞いて、気持ちを切り替えます。
それではどうぞ、この歌です。
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