東大さんこと大野隆 個別相談ご案内〉
急遽日本に帰国することになりました。
それで下記の日程でご相談に応じることができます。
※ご相談はお一人2時間程度で費用は無料です。
9月
28日金 13時 から 16時
29日土 10時 から 16時
30日日 15時 から 20時
10月
01日月 10時 から 20時
02日火 10時 から 15時
僕はひきこもっている子どもをもつ親御さんからの相談を多くいただきます。
特に難関大学に入学しながらも、人間関係に躓き、大学中退や就活を失敗してひきこもっているお子さんをお持ちの
お母様からのご相談がとても多いです。
僕自身30年間ひきこもるという大変な状況から支援を受けて今は社会復帰を果たすまでになりました。
その回復の過程が何かのお役に立てると思います。
訪問もお引き受けできますので、1度サポートセンターまでお電話ください。
ひきこもっている人たちがどのようにして社会に戻っていけるのか。
唯一の方法は、無くした自信を取り戻すこと。
そのことが不安を取り除くことになるのだと僕は考えます。
当事者に自信をつける支援が僕たちにはできると思っています。
場所 サポートセンター事務所 名古屋駅から歩10分。
お問い合わせ先 052-564-9844 FAX 052-581-2121
モールを回って心を落ち着かせた。
落ち着いて考えたら、仕事の話が来たというだけで、採用されたわけでもない。
だから「もっと落ち着け!!」と自分をいさめた。
青木さんに退席した失礼を電話でお詫びして、再び青木さんと会った。
「冷静になって考えたんですけれど、僕には無理だと思います。」
「無理な理由は、会社という環境の中での経験値がないわけです。それがこんなに高い給与がいただけるということは、それぐらい多くを求められていることいことですよね。今のぼくには無理ですね。」
「自分のことをちゃんと理解しているね。素晴らしいことだ。」と青木さん。
「青木さんはどう思いますか。」
「いずれは挑戦していかなければならないけれど、君と同じ考えで今は無理だと思う。」と青木さんは言った。
「今は無理だと思う。」という会話の1部分だけが、ぼくの頭の中に残った。
「無理なのか?」
「今更そんなことを言われなくてもわかっている。」と心の中でつぶやいた。
「いつも、いつも、お前には無理だと言いやがって!!」と心の中があわただしくなった。
引き続き、目の前の青木さんは何かを話していた。
しかし、俺の心の中は怒りの感情で満ち溢れ、ちよっとしたことで、その感情が爆発しそうだった。
「ワァーーーーー!!」心の中の怒りの気を爆発させた。
「アーーーーーーーーーー!!」もう一度。
「失礼します。」と怒鳴って、青木さんから離れた。
その時は人を傷つけたような犯罪者のよう顔をしていただろう。
心を落ち着かせないといけないが、モールは歩けない。
向かった先はマンション内のプール。
イライラした時はプールで泳ぐことにしている。
いつも持参している水着に着替えてプールに早速飛び込んだ。
気が狂ったように全速で泳いだ、ヘトヘトになるまで。
しかし、怒りの感情はまだ治らない。
空に向かって、パンチを何度も浴びせた。
「ふざけるな!!」
俺の豪腕パンチが空を切る。
何度でも。
疲れた。
仰向けになって、プールから空を見上げた。
南国の太陽が容赦無く俺に降り注ぐ。
「生きている」
「おいらは生かされている。」
すでに冷静になっていた僕だった。
数人の警備員が僕だけしかいないプールに走ってやって来た。
馴染みの警備員だ。
「ごめんね。彼女にフラレちやってイライラしてさ、怒鳴り声をあげちゃったんだ。」
プールの真上の階の住人が警備室に苦情を入れたんだろうな。
僕は着替えて、再び青木さんにメールをした。
「落ち着きましたので、また部屋に戻っていいですか」
僕はどうすれば良いのか、もう一度青木さんと話がしたかった。
明日に続きます。
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