日本とフィリピンを行ったりきたりです。
僕は今、フィリピンの会社で研修生扱いで働いている。
その後認めてもらえば、そのまま正式な雇用契約を結んでもらえる。
しかし、今の状況では家庭を持つことは難しい。
子どもを大学まで行かせるだけの経済力がないからだ。
30年近くのひきこもりから回復して、社会に復帰したといっても、まだ「よかった。」と自分で思えるまでには至ってない。
残り少ない時間の中で精一杯頑張っていくしかないのだが。
このブログを読んでいらっしゃる方から、直接僕と話がしたいとご希望される親御さんがみられます。
多くは有名な大学を卒業したにもかかわらず、就職の面接でうまくいかず、そのままひきこもってしまった人たちです。
僕と似ているタイプの人たちですね。
お話をさせていただいた親御さんの多くは、このブログを読んでなんとかして家庭で自分の子に向き合って、良い方向へ導かせたいと望んでみえます。
そして、ブログの中にそのヒントをさがし、そのまま息子さんに応用している方が多いです。
それでもうまくいかずに僕に相談をされているのですが。
このブログで記事を書いている人たちの一人一人、育ってきた家庭環境も違えば、その人自身の性格も違います。
その人が自分にはこのようなやり方が合っていたとか、このような言葉をかけてもらったやこんなプログラムが自分にはとても良かったと書いても、それはその人にあったことで、他の人にそれがそのまま通用するものではありません。
僕はサポートセンターから支援を受けました。
5年間に渡りサポートセンターのスタッフと同居しながら毎日徹底的に回復への支援を受けてきました。
今になってその当時を振り返るとサポートセンターの支援はとても泥臭い支援と感じます。
支援をするものと支援を受けるものは対等な関係の中で、支援はおこなわれます。
目の前の1人の方を自分の子どものように感じ、丁寧にそして愛おしく接する。
そんな感じを受けた支援です。
数ヶ月同居をしながら様子を観察し、その人に最適な支援は何かを探っていきます。
すぐにぴったりとした支援が決まることはありません。
考え抜かれた支援が、全く効果を発揮しないこともあります。
毎回、試行錯誤しながら、微調整を繰り返し、その人にとってよりフイットした支援を作っていくのです。
せっかく考えられた支援もいろいろな外的状況であっさりと捨て去らなければならないこともあります。
多くの時間を費やしたプログラムを捨てなければならないことは支援をしているものにはとても辛いことでもあるでしょう。
青木がこういっていました。
支援のオートクチュールを目指すと。
「オートクチュールとは、フランス語で"オート"は「高級な」、"クチュール"は「仕立て・縫製」を意味し、併せて"特注の仕立て服"を指します。いわゆる既製服に対する仕立て服(オーダーメード)が"オートクチュール"です。」 出典 ウェディングプリンセス
採寸が100箇所にも及ぶそうです。
時間と労力を注ぎ込んで出来上がった服は世界で最高に自分にあった一枚となるのです。
サポートセンターのめざす支援は1人1人にあわせたオーダーメイドの支援です。
「随分贅沢な支援だな。」と思われるかもしれません。
でもこのようなやり方でなければ、30年近くひきこもってしまっていた僕は、ひきこもり年数を35年に伸ばしていたことでしょう。
このような支援が、日本中どこでも普通に受けられる日が来ることを願います。
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