ストレスで30歳で白髪になっていました。髪の毛を染めようと連れて来られました。
僕は中学から学校に行けなくなった。
行かなくなったのではなく行きたかったけれど、行けなくなった。
インターネットでいろんな人たちの「不登校に対する発言」を見てみると、「学校がダメだから行かないという決断をした。」という人たちの意見が多いように思う。
それはまた、不登校の問題は中学校という制度や教師の態度、発言にあるという考えだ。
確かにひどい発言や態度の教師がいて生徒をひどく傷つけることはあるだろうとは思う。
またその生徒の生まれながらの特性として、大勢の中で過ごすことやざわざわした音が苦手で中学校のクラスに馴染めない生徒もクラスに1人ぐらいいると思う。
そういうケースは、本当にかわいそうだ。
でも、もし僕やヒロさんのような認知の歪みが強い生徒の場合はどうだろう。
教師からの同じ態度や発言でも、間違ったメッセージを受け取ってしまう生徒だ。
不登校の中には僕たちのような認知の歪みから、先生の発言や態度を間違ったメッセージとして受け止めて、間違った判断をしてしまう生徒がいる。
それはとてももったいなことだ。
同じく発達障害と診断された人で、会社での人間関係や夫婦関係をうまくやっていけない人たちの発言をみると、やはり会社での上司や配偶者に問題があると発言している人が多いように感じる。
彼らの発言通りかもしれない。
でももしかしたら、上司や配偶者からの発言や態度を認知の歪みから間違ったメッセージとして捉えているとしたら、とても悲しい。
つまり、彼らは永遠にその状況から脱することができない。
中学校が終わっても、また次の段階で問題が起きてしまう。
会社や配偶者を変えてもまた同じ状況に陥る。
僕やヒロさんのように。
自分の中に問題があるということがわからない限りは、何も変わらない。
僕は他人との会話の中で反応がとても遅いということが問題だったということにサポートセンターに来て気づいた。
いいえ「気付かされた。」が正解。
それが僕が他人とうまくやっていけない問題の1つだということに気がついた。
良いや、気付かされた。
そして、それを変えていく練習を2年間近くさせられた。
自分自身も強く変えられたいとも思ったから。
誰かから質問などされたら、「僕は考えるのが人より遅いので、少し考える時間をもらえますか。」
今はこう言うようにしている。
何も発言せずにいたら、たちまち変に勘ぐられてしまう。これが、僕が周りとうまくやっていけない理由の1つだ。
それをたった一言付け加えるだけで、随分と状況を良い方向へ変えてくれる。
もちろんまだまだ色々と僕には問題がある。
しかし、1つ1つ、クリアしていきたい。
それは僕の成長になるからです。
僕やヒロさんに関して言えば、問題は学校や社会ではなく、自分自身の中にあると言うことがわかった時、僕たちの中に小さな希望が芽生えたのです。
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