働く事は楽しい。決して怠けたいからひきこもったんじゃない。わかってください。
僕は20年間自宅にひきこもっていました。
ほとんど家から出ることはありませんでした。
出られなかったと言う言い方が正しいです。
20年間もひきこもっていた人に対して世間の人はどう思うのでしょうか。
甘えているとみる人がおおいでしょうか。
または不安が強いので出られないと思ってくれるかもしれません。
僕の場合は不安で出られなかったのです。
何が不安だったのかと言いますと、中学の時にクラスの同級生たちとうまく付き合えなかったのです。
自分だけがみんなと違うと強く感じました。
そして、みんなはどんどん成長していくのに、自分だけは取り残されていくことを強く感じました。
強い不安と焦りがありました。
みんなが受ける高校入試を僕は受けない。
いや、受けられない。
それは本当に悲しかったです。
自分だけが完全にみんなから取り残された。
みんなにはもう絶対に追いつくことはできない。
それで僕は人生を諦めました。
みんなが行くという高校にも行けないんだから、大学も就職も無理だろうなと感じたからです。
僕は20年間ひきこもっていても、家庭内暴力は一度もありませんでした。
サポートセンターで出会った仲間で家庭内暴力がなかったのは僕と東大さんだけです。
僕の両親と東大さんのご両親も子どもを追い立てなかったので、僕たちは家庭内暴力がなかったと思います。
甘えではないのですから、追い立てても子どもは暴れるだけです。
ひきこもっている僕たちに必要なのは、どうすればみんなに追いつけるのかを具体的に見ることです。
「大丈夫だよ。」そんな話を100回言っても何も変わりません。
まずは、あなたが、信頼できる人なのかを僕たちに示す必要があります。
「この人は信用しても大丈夫だ。」と感じて初めて信用できるのです。
カウンセラーだかなんだか知りませんが、いきなり人の心の中に土足で入り込むようなやり方をしていては、怒声を浴びせられるだけですから、やめたほうが良いと思いますよ。
まずは信用をかちかえること。
そして、「こんな具体的な方法があるんだ。」と見せることです。
できたら、先ゆく仲間に会わせると、もっといいですよ。
カウンセリングがダメだと言っているのではないのです。
僕たちみたいに想像することが苦手な発達障害で、ひきこもっていた人にはあまりカウンセリングは役にたたないのではないかと言いたいのです。
あまりにも、「ひきこもり」「家庭内暴力」だったら、カウンセリングを受けさせようと思う人が多いので、あえて書いてみました。
と書いても、理解できない人が多いんでしょうね。
20年間ひきこもる必要なんか何もなかった僕です。
もっと早くに自分のことを理解したかった。
もっと早くに、どうすれば良いのかを知りたかった。
20年間のひきこもりは僕にはあまりにも長すぎました。
やはり悲しいのです。
どう嘆いても時計の針は戻ってくれません。
毎日一生懸命やってもできなかったことがまだ山ほどある僕です。
進むしかないのです。
こんな悲しい思いは他の人にはして欲しくないのです。
全国のおかあさん、お父さん、どうか、今すぐにお近くの保健所や精神保健福祉センターにかけこんでください。
もしくは支援をしている人たちと繋がってみてください。
20年間ひきこもっていた僕は自分ではもうどうすることもできなかったのですから。
僕には、「さあ、もう大丈夫だよ。」と手をさしのべて助けてくれる人が必要だったのです。
少し泣けてしまいました。
読んでくださり、ありがとうございました。
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