様々な良い経験を与えてください。育てにくい子どもならなおさら!!
サポートセンターと出会う前と出会った後での違い。
それは自分の良さを引き出せたことです。
僕は他の人とかなり違うことがあります。
考えて答えを出すことが特に苦手です。
ですから人と関わっていても、ワンテンポみんなから遅れてしまいます。
特に中学時代は苦痛でした。
学校の時間割や行催事のスピードに僕が合わせないといけないので。
結局合わせられない僕は、学校に行けなくなります。
でも、僕は学校に対して特別な感情はありません。
僕が公立の中学校について行けなかったことは、僕の問題であって、学校の責任ではないですよ。
サポートセンターで受けた支援の濃さを考えれば、それを納得します。
公教育なんです。
誰もが一律に同じ中身の教育を受ける権利があると思います。
日本の国に期待はしていますよ。
しかし、現実は無理ですよね。
それで、現状を考えると、公教育に任せっきりにするのではなく、育てにくい子どもを授かったならば、親御さんが率先して、子どもの未来を考える必要があります。
国も学校も親御さんと一緒に、未来を託す子どもたちのことを考えて欲しいのですが、現実はそうなってはいません。
将来より良くなるために、国や文科省に声を届ける必要はあります。
しかし、今はとにかく、目の前の子どものことをまず第一に考えてください。
大変なことですが、今の日本の教育の状況を見るとそうせざるをえないでしょうね。
親御さんにとっては、孤独な旅路です。
僕は大変育てにくい子どもだったんでしょうね。
そんな子どもを見捨てずに、「なんとかしてあげよう。」と考え続けてくれた親にはただ感謝しています。
変わった子どもの僕は今、幸せだと思っています。
できなかったことがたくさんあったけれど、時間をかけて1つ1つできるようになった。
もちろん、自分が好きなことを特別に伸ばせてもらうこともしてもらった。
だから、今は自信を持っています。
この世界で生きていけるという自信です。
将来は心疲れた人が立ち寄ってくれるそんな喫茶店をしたいです。
これだけで十分じゃないですか。
そんな僕が今取り組んでいるのが、実世界での就労体験です。
フィリピンで中華料理店で働いています。
具材の在庫整理、買い出し、接客、店舗運営、調理とすべてのことを一通りやります。
大変です。
なんせ中国語とフィリピン語、英語でオーダーを取らなければなりません。
始まったばかりです。
でも社会参加していることが嬉しいのです。
嬉しいんですよ。
20年間部屋でじっとしていた時、誰からも必要とされていない自分を惨めだと感じていました。
今、自分はこの社会で必要とされる人間だと感じることができます。
ここまでたくさんの人たちからのご支援を受けました。
本当にありがとうございます。
これからも頑張ります。
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