「新幹線殺傷事件」を知り、自分の昔を思い出し、不安になった僕です。
でも数日でその不安はなくなりました。
僕には結婚を考えている彼女がいるし、友達と呼べる仲間もいる。
そして将来に対して「希望」を持っているから。
だから不安は消え去った。
しかし、日に日に「新幹線殺傷事件」の余波は広がっている。
「子どもの暴力に悩む親の会」(仮称)という団体から講演会の依頼が僕にありました。
また、ひどい家庭内暴力があるご家庭からのご相談も4件いただきました。
その他にも「うちの息子は高校中退で、友達も1人もおらず、部屋でじーっとしています。時々、『ぶっ殺してやる!!』とか『みんな死ねば良い。』というようなことを小さな声でつぶやいています。怖くて仕方がありません。どうすれば良いでしょうか。」
などなど。
ちよっと過剰反応ではありませんか。
だいたい、こんな風に相談してくれる母親がいるということだけでも、あの犯人の家庭環境とは違いますよ。
「自分があのような行為をしてしまえば、悲しむ人がいてくれる。」
それは抑止の大きな効果だと思いますよ。
まず心配ない。
そんな心配よりも、その先のことを考えてくださいな。
「希望がない。」という思いはあの犯人と同じだと思います。
1、社会に出て働くことの実感がない。
2、同級生ともうまく行かなかったのに、上は60代下は同年齢という異年齢とどう付き合えば良いか全くわからない。想像すらできない。
3、長くひきこもってしまえば、どこかの会社に入ってもすでに年下の人たちが上にいる。年下が上にいるという場でどう振舞ったら良いのかわかららない。
わからない。
わからない。
経験してないことは想像すらできない。
でも周りは「働け」という。
「大きなことはお母さん、お父さんはもう望んでいないのよ。小さな会社でも良いので、辞めずに働いてもらえばそれで良いの。」
「いや、いや、いや」(本人心の声)
「そんな簡単なもんじゃないんだ。」(本人心の声)
「だから、隆がよければお母さんとお父さんで就職先を見つけてきてあげるから。」
「違うって言っているだろうが。」(本人心の声)
「ハローワークは隆のような人を応援する場所なんだよ。」
「ハローワークに行った。絶対に行ってはいけない場所だ。」
「みんな仕事にありつこうと殺気立っている場所だ。あんな所にはもういけない。」(本人心の声)
「隆、お前は都合が悪くなるといつもそうやって黙ってるな。親がどれだけお前のことを心配していると思っているんだ!!良い加減にしてくれ」
「はぁ、なんだと、てめえぶっ殺す。叩き潰すぞ、ゴミが。お前たち、みんなゴミだ!!」
最後は警察官が来てリセットされる。
結局もっと子どもの状況を冷静に客観的に考えないといけないわけでして。
でもそれができていれば、ひきこもっていないわけでして。
そうしますと、本屋で「発達障害の子どもと・・・・」っていうタイトルの本を手にするわけで。
買って読んでわかった気になるわけで。
「成人した子どもにどう向き合うか」というようなテーマの講演会に行って感動して涙を流して帰宅しても目の前にいる子どもを前にして、深いため息一つ。
一体どうすりゃ良いんだあ。
また明日。
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