50代男さんは発達障害と診断はうけてはいません。
まあ35歳以降の人はほとんど診断は受けてはいません。
そういう時代だったから。
でもサポートセンターのスタッフが必要なのは診断名よりもその人が何に困っているのかを知ることの方が大切なんです。
それは朝から晩まで一緒に生活することで自ずとわかってくることなのです。
一緒に生活していればわかってきます。
残念だけれど、9時から5時での関わりでははなかなかわからないことが多いんだ。
スタッフと支援を受けている人が一緒に住むということはとても大切なのです。
すでに50代男さんの状況を徹底的に観察しているスタッフ達。
その上で色々と回復へのプログラムを計画している。
で、50代男さん。
気の合うスタッフができました。
「ちょっと話がしたいんだけれど。」
そう言って2人で色々と話し合いました。
その中で、特筆すべき話題が出たのです。
「Cさんは、結婚はしないんですか?」
スタッフCにそう聞いたんだ。
「フィリピンに来て、いろんなことを経験しました。昔は結婚なんかめんどくさいって思っていたけれど、結婚したいと思えてきたし、いや、結婚を真面目に考えようと今は思っています。」
「日本人ですか?」
「いや、日本人は無理ですね。」
「日本人が無理だからフィリピン人の女性というわけではないですよ。フィリピン人の女性は僕たちのようなタイプの男性には最適な女性です。」
「なにが最適ですか」
「優しい、生命力がある。」
「一番は人生を楽しむすべを知っている。」かな。
「フィリピン人の女性と一緒にいると楽しいですね。」
50代男さんもそう感じましたか。
「はい。」とはっきりと返事をした50代男さん。
この話題はすぐさま全てのスタッフに行き渡った。
ハゲも僕たちに電話をかけて来た。
「山を越しそうだね。」
「この話題を大切にしてね。」
夕食の時間。
スタッフAとBとCと俺が召集された。
集った面々から何かが起こる予感がした。
スタッフ間に緊張が走っていた。
スタッフBが口火を切った。
「50代男さんは彼女はいるんですか。」
「はあ?」そんな表情をする。
慌てて顔の前で両手を振る。
小さい子がバイバイをするときのように。
「結婚したくはないんですか。」
おい、おい、えらくストレートに聞くんだな。
今までの経験がそう言わせているんだろうな。
「結婚したいですよ。誰でもいいというわけではないです。」
長くなるので要約します。
1、年齢は20歳から25歳。
2、小柄な女性
3、色っぽい人はダメ。どちらかというと可愛いタイプ。
4、優しくて、話を聞いてくれる人。
5、健康で元気な赤ちゃんを産んでくれる人。
考えたんですよ。
ここまで彼は考えたんですよ!!
スタッフ達の満足の表情をお見せしたかったです。
勝手に50代男さんが言ったわけではないんです。
彼には自信ができ始めたんです。
結婚を考えたいなあという程度の小さな自信だけれど。
これが俺たちの支援なんだ!!
明日に続くんです。
ぜひ見てください。
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