発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

彼女にまとわり続けて警察に捕まった僕。やす

 

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次の日、学校を休んだ。

 

 

夜に担任から自宅に電話があった。

珍しく帰宅していた母親が留守番電話を聞いた。

 

 

階下から僕を呼ぶ母親。

「何があったの?」

話す気持ちにはなれなかったが、話さないとしつこいので話した。

 

 

すぐに彼女の自宅に電話をしておわびする母親。

それと、次の日に勤務先の学校を休む連絡をする母親。

 

 

僕は一緒に高校には行きたくないと母親に言った。

もうその時点で高校は辞める気持ちが大きかった。

 

 

高校での担任との面談は学年主任と教頭まで揃っていたらしい。

午前中で担任との面談は終わったので、母親は勤務先の学校に向かった。

 

 

「自宅に帰ってから詳しく話す。」と階下から僕への呼びかけがあった。

 

 

その晩も珍しく自宅に帰ってきた母親。

キッチンで母親の報告を聞いた。

 

 

僕の元カノは僕が送ったメールのせいで、眠れないのと頭痛がひどくて学校を休んで、親戚の家で静養しているとのことだった。

 

「私の方から◯◯さんには丁寧に謝っておいたから、それとお前はあの高校を辞めて、アメリカに行きなさい。」と母親から一方的に言われた。

 

 

「このままだと、お前は何かしでかすかもしれないので、ここから離れた方が良い。」とも言われた。

 

 

そんな話より、親戚のところに行ったというのは嘘だと直感した。

 

 

自宅にまだいるはずだ。

そう思ったら、今すぐに顔だけでも見たいという要求が強くなった。

 

 

僕は要求が強くなると、そのことの奴隷になってしまうのです。

 

 

そして周りが見えなくなって、何が悪いことなのかもわからなくなってしまいます。

自分で自分を抑制することがとても苦手なんです。

 

 

その時はそういう自分の特性のことは何もわからなかった。

後でサポートセンター名古屋と出会って長い時間支援を受ける中でわかってきたことです。

 

 

彼女の自宅に行くしかない。

行って、会って話せば必ず僕たちは元に戻れる。

彼女が僕に言ったことを思い出して口に出してみた。

 

 

「あなたのことが好き。いつもあなたのことを思い出してしまう。」

何度も何度も自分で口に出して言ってみた。

 

 

そして僕は彼女の家に向かった。

彼女からもらった香水をたっぷりとかけて。

 

 

彼女の家の周りをゆっくりと眺めた。

彼女の部屋の明かりがついていた。

 

 

「やっぱりいるじゃないか、嘘をつきやがって」強い怒りが僕の全身を走った。

 

 

呼び鈴を鳴らすとお父さんが出てきた。

にっこりとして「どうした◯◯君。」と言った。

 

 

「◯◯さんは家にいますよね。明かりがついているから。」

 

「親戚の家で1ヶ月程度過ごさせるので、母親が服なんかを用意しているんだよ。」

 

 

「◯◯さんと会えますか。一度会って話せばお互い理解できるんです。」

 

「君の言う通りだよ。うちの娘も一度は君のことを好きになったんだ。でも今は君のことを遠ざけている。その理由が何か君にはわかるか。娘が君のことを恐れた理由だ。」

 

 

僕は父親の言うことが頭に入らなかった。

とにかく、彼女に触れたかった。

彼女の匂いを感じたかった。

 

 

「一度でいいので合わせてください。お願いします。」

「無理です。」と父親は言った。

 

 

僕の頭の中は混乱してしまっていた。

めまいがしたのでコンビニに行って、パンとジュースを買って店の外で食べた。

 

 

そうしたら、落ち着いた。

でもすぐに父親に対して強い憎しみが湧いてきた。

もう一度彼女の家に行った。

 

 

父親が出てきて言った。

「君にも娘とやり直すチャンスがあったんだよ。娘の手紙を読んで、娘との距離をおいていれば、娘の君に対する気持ちはまた復活していたと思う。」

 

 

「恋愛は押してばかりではダメなんだ。」

「◯◯さんと合わせてください。お願いします。」

「近所の目もあるんで、これ以上は君と話せないんだ。」

 

 

「これ以上君がここに来るのであれば、警察を呼ぶしかないよ。」

「そんなことはしたくはないけれど。」

 

 

も僕はそこから離れることができなかった。

「もしかしたら、この父親との会話の中で父親が僕を認めてくれたなら、元に戻れるかもしれない。」そう一縷の望みを託した僕です。

 

 

しかし、警察が来て僕はパトカーに乗せられて、そこから離された。

パトカーの中でも思うは彼女のことばかりだった。

 

 

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