発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

最後の手紙。ヒロ

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        しっかりと買わせていただきました!!

 

 

僕宛の手紙がサポートセンター名古屋の事務所に来た。

手紙の主は10年前から俺を励ましてくださっている方。

でも名字は一緒でも、名前が違っていた。

 

 

その人の娘さんが俺宛に書いてくれた手紙。

書ける範囲でその手紙のこととその人のことを紹介します。

 

 

そのお母さんには子どもさんが2人いた。

1人の人は重い障害を持って生まれた。

 

 

ご主人は自分の子どもを受け入れることができずに、夫婦関係は悪くなっていった。

 

 

やがて離婚。

お母さんは2人の子どもを抱えて一生懸命働かれた。

 

 

お母さんは障害を持つ子どものことを愛していた。

そう思っていた。

しかし、度々その子どもさんと衝突した。

 

 

母と子の溝は深まるばかりだった。

思春期を迎える頃から、自暴自棄になり、やがて自ら命を絶った。

 

 

お母さんは、自分を責めた。

愛していると思っていたのに、本当は受け入れることができなかった。

生まれてからその時まで。

 

 

息子さんがいなくなって初めて自分の気持ちと向き合ったお母さん。

 

 

自分の過去を受け入れることができずに随分と苦しんだお母さん。

やがてキリスト教と出会い、信仰を持った。

 

 

ある日、教会で俺のことが書いてある新聞を見た。

その日からお母さんは俺の応援団に加わってくださった。

 

 

本名は明かさずに励ましの手紙をくださっていた。

時にはお菓子や漫画の本などももらった。

10年間という長い時間。

 

 

そのお母さんが病気でなくなったと手紙には書いてあった。

僕のこのブログを読んで励まされていたとも書かれてあった。

 

 

封筒にはお金が包まれてあった。

「あなたが好きなワンピースのフアィギュアを買ってください。」と書かれてあった。

 

 

この人だけではないです。

たくさんの人がたった1人の程度の悪いアスペルガーの男を支援し続けてくれていた。

 

 

今度は僕がその恩をお返しする時だ。

今週から2つの中学校で体験談をお話しします。

それが僕が出来るたった1つのことだから。

 

 

ありがとう。

という言葉では言い尽くせない感謝を込めて。

明日、3年ぶりの日本に帰国します。

 

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ではまた明日。

 

 

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