発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

子どもに役割を与えてみてください。 青木

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イミグレーションを無事通過してホッとしています。

 

 

「子どもに役割を与えてください。」

ひきこもる子どもを持つ親御さんに私はよくそのように提案しています。

 

 

役割を与える。

家庭でも役割を与えることができます。

 

 

毎食の後片付け、留守番、買い物、お母さんの肩たたき。

考えればいろいろと出てくるのではないですか。

 

 

でも、私たちが関わっているお母さん方はどの方もとてもよくできるお母さん方です。

 

 

「息子に任せるより、私がやったほうが綺麗に早くできますからね。」

ごもっともです。

 

 

でも、できないなら教えていきましょうよ。

自分から学ぶということを積極的にしない人たちです。

誰かがいずれは教えていかなければなりませんからね。

 

 

日常生活のことがきっちりできていてひきこもっている人。

いないわけではないですよ。

でも割合は何もできない人たちの方が圧倒的に多いですね。

 

 

一つお伝えしたいことがあります。

それはほとんどすべての子どもたちが両親の役に立ちたいと思っているということです。

 

 

本当ですよ。

30年間支援をしてきました。

 

 

少年院を出たばかりの人や自称、程度の悪いアスペルガーという人まで数多くの子どもたちと関わってきた上でそう断言します。

 

 

子どもたちは親の役に立ちたいのです。

親に認められたいのです。

 

 

閉店間際のスーパーに買い物に行き、半額になった商品を根こそぎ買い漁っていた人がいます。

ひきこもっていたのですが、そのことだけは毎日やっていたそうです。

 

 

「お母さん、今日は3千円も得したよ。」

スーパーのレシートをチエックして、母親に毎晩報告していました。

 

 

「お前、恥ずかしくないのかい。お母さんは行きたくても行けないよ。」

「何言ってんだ、節約しないと!!」

「お前は偉いね。とても助かってるよ。」

 

 

私たちが、関わっている中である時彼が話してくれました。

 

 

夜遅くの買い出しが、ギリギリの精神状態に置かれていた自分の唯一の救いだった。

 

 

高校中退後ひきこもり30歳を過ぎていた彼。

その後専門学校に通い、小さいけれどやりがいのある会社に入り、そこで技術を習得して、今は奥さんと二人だけの小さな会社を経営しています。

 

 

 

「いつになったら真面目に将来のことを考えるんだ。」

「親はいつまでもいると思うんじゃないぞ。」

ごもっともです。

 

 

でも今日から子どもに対して言い方を変えてみませんか。

「お母さん、最近手がしびれて、洗いものができないんだって」

お父さんが、さらりとお子さんに話してみるのもいいですね。

 

 

「手伝ってやってくれないか。」

そう言わなくても、しばらくたったらキッチンで一生懸命洗い物をしているお子さんの姿を見ることができますよ。

 

 

「ありがとう。」と言葉に出して言うのも恥ずかしさがありますね。

 

 

一筆箋で短く、「いつもお母さんを助けてくれてありがとう。」

そう書いておいたらどうですか。

 

 

そのことがきっかけとなり、なくなっていた親と子の会話が、再び出てきたなんて考えたら嬉しいですね。

 

 

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