発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

大きな効果があった入院生活 青木

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結論から書きます。

青年さんの入院は効果がありました。

5ヶ月間の入院でしたが別人の様に落ち着きを取り戻しています。

 

 

病院で処方された薬が青年さんにあったこともありますが、医師、看護師、ケースワーカーの連携がとても良く、本人が落ちつきを取り戻す大きなきっかけになったのでしょう。

 

 

昨日、私とスタッフが青年さんの外出に1日同行しました。

私が4ヶ月振りでもう一人のスタッフは5ヶ月振りに会いました。

 

 

「お久しぶりです。元気でしたか、青木さん。」

「あっ、◯◯さんも来てくれたんですね。うれしいな。」

という言葉に驚いてしまいました。

 

 

名古屋はとても暑く最寄りの駅まで歩くことをやめてタクシーにしました。

 

 

「僕のためにタクシーを呼んでくれて、ありがとうございます。うれしいな。これは僕の活力になります。ほんと嬉しい。」

 

 

 

「名古屋の地下鉄は嫌ですね。あの、女の人がいるじゃないですか。なんでミニスカートなんですか。なんで脇がちらっと見える服を着ているんですか。」

 

 

「あれはもう犯罪ですね。犯罪です。」

「僕たちみたいな若い男性には猥褻物陳列罪にあたりますよ。」

 

 

「それは俺みたいな年寄りにも犯罪だな。あれは本当にやめてほしいね。」

「そうでしょ。特に僕は若い男性で、病院に閉じこもっていますからね。倒れそうになります。」

 

 

 

「倒れたら、困るな。」

「だからタクシーなんですね。嬉しいです。」

 

 

バイキングを食べているときに彼との会話で私は泣きそうになってしまいました。

 

 

「青木さん、謝りたいことがあります。女性スタッフに僕は汚い言葉を言ったじゃないですか」

「僕は、そういうところをコントロールする必要があるんです。」

 

 

「そういうところをコントロールすればもう少し周りの人とうまくいくのにな。」

 

 

きっと病院の人達から、何度も何度も指摘されて指導してもらったのでしょう。

思わず病院の皆さんに心の中で「ありがとうごさいます。」と言った私たちです。

 

 

「青木さん、おいしいバイキングをありがとうございました。」

「食べることって大事だと思いませんか?大切にしないといけないです。」

 

 

「青木さん、頭の髪の毛を切りに行きたいんです。」

私はすぐにグーグルで調べ、徒歩5分の理髪店に彼を案内しました。

 

 

その後マッサージに行きました。

マッサージの人に自分の事を話している会話が聞こえてきました。

時々笑い声が聞こえます。

 

 

普通に会話できていることに涙が止まりませんでした。

マッサージをしてくれる方に涙の訳をごまかすのが大変でした。

 

 

「お母さんと話したんですけれどね。お母さんは昔みたいに、ガーっと言って来なかったです。」

「それは君が変わったからだよ。」

 

 

「相手を変えるより、自分が変わった方が楽だよ。」

「君が優しくお母さんに話しかけたから、お母さんも優しく君に話したんだよ。」

 

 

「そんなもんなんですか。でも嬉しかったですね。お母さんのことを考えるとおかしくなってしまいますからね。」

 

 

 

帰りのタクシーの車内でどちらとも泣いてしまった私たちです。

 

 

人は変わります。

周りにいる人たちがあきらめない限り変わっていくのです。

 

 

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