ある人からの贈り物ですよ。 よかったね
大統領から送られてきた原稿を読んで驚いた。
兄弟と和解したことの報告はなかったし、おかあさんが色紙に言葉を書いたことも、大統領からは知らされていなかった。
読み終えて、落ち着かない私は近くにあるショッピングモール内を歩き回った。
頭の中にあることを言葉に出して、自分の耳から聞くことをしないと私は落ち着かないのです。
いつもぶつぶつ言いながら私は歩いている。
頭の中のごちゃごちゃしていたものが、形になったりすると突然、体の前で手を叩いたりする。
そんなことを繰り返していると、ガードマンが近づいてきてこう言う。
「ご家族とご一緒ですか?」
何度も何度もそう聞かれるので、邪魔されたくない私は、保安室に行って責任者に状況を説明した。
その後はだれにも邪魔されずに、ショッピングモール内を自由に闊歩している。
「大統領の支援は終わったんだよ。いろいろなことを教えてくれたな。」
「一番は変な風に見られる動作を改善したこと。これだよな」
「運動を通して改善した。改善前と改善後の動画もあるから一目両全。どこかに発表しても評価してもらえると思うけれど。」
「混乱の中にいた大統領を落ち着かせて、そして前向きにさせた4年6ヶ月。」
「僕たちがやったと言いたいところだけれど、本当にたくさんの人たちが関わってくださったからね。」
「変わるんだよ。変わるね。支援を受ければ変わるんだ。」
「変わらない人も少数いたけど、それは支援につながらない人たちだ。」
「その人たちは例外として、どんな人も良くなるんだ。」
「良くなるさ。」
「良くなる。」
「諦めたらおしまいよ。」
「でもどこに希望があるんだって思っている人が圧倒的に多いんだ。」
「だから昨年400人なんだ。」
「400人の人たちが希望を探しているんだよ。」
「でも目の前の一人に集中すること。」
「それでいい。それでいいんだよ。」
「大変な状況の人が来るよ。すごいね。ほんと大変だ。どうする。大変だよ。」
「かき回されるな。かき回される。あと生きて10年として100人程度の方の支援で人生おしまいだ。」
「でもこの人の支援を受けたら20人分の支援に相当するね。今のスタッフでやれるの?」
「ヒロさんのブログを全て読んで、うちに決めてくださった。全部読んだってすごいね。すごいな。すごいよ。」
「みなさんそういうね。ヒロさんみたいにって。『こう言う言い方したら良くないですが、でもうちの子どもはヒロさんほど悪くはありません。』って。」
「でも成績が優秀だから、暴力が出ていないからといって、ヒロさんより良いとは言えないんだけれどな。」
「わからないんだよ。そうわからないんだ。いろいろ言葉を選んで言っても理解してもらえないし、理解してもらうことがこの支援最大の難しさ。」
「大変だ。大変だね。少し疲れたから帰るか。帰ろ。シャワーして少し横になりたい。」
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