発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

おかあさんへの返信 1 青木

 

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「衝動性」はコントロールできるまでになりました

 

 

 

 

お嬢さんの状況を教えていただきありがとうごさいました。

 

 

前回の「フィリピン元気回復ツアー」に参加していただいたときに私たちスタッフが感じたことです。

 

 

同世代と比較して経験値がとても少ないことから、何をやるにしても不安が先に立ってしまうことが大きな問題だと思います。

 

 

彼女がやらなければならないことは、「様々な経験をする」「特別な体験をする」ということだと思います。

 

 

「様々な経験」とはどういいことか。

まず日常的なことから始めましょう。

 

 

例えば銀行で口座をつくる。

入金、出金、振込をATMと窓口でやる。

 

郵便局で速達を出す。

定額小為替を買わせる。

 

 

自分名義の携帯電話を持たせる作業をやらせる。

一人暮らしをさせる。

それに関する役所への届け出を自分でさせる。

 

 

こういった基本的なことができない人が多いです。

これらは同世代に追いつくためのプログラムです。

 

 

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19歳のヒロさん。徹底的に基本的なことを繰り返しやらせました

 

 

 

次に気持ちを上げさせるために「特別な体験」をさせてあげましょう。

 

 

特別な体験とはその人によって違います。

興味や関心を持つことがひとりひとり違うのです。

 

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東大大学院修了の大野が1日フィリビンの小学校に編入しました。

 

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フィリピンの映画に成田空港入管職員として1分ほど出演したヒロさん。

 

 

 

 

「特別な体験」はその人に希望や自信、楽しさを与えてくれます。

人生はたのしいものだと思ってくれれば、あとはその楽しさを味わうために日々努力してくれるようになります。

 

 

 

「様々な経験」と「特別な体験」が発達障害の2次障害で「ひきこもり」や「家庭内暴力」「無気力」などに陥っている人たちへの回復へのプログラムなのです。

 

 

 

簡単に言えば私たちの支援はこのふたつのことから成り立っています。

 

お嬢さんが社会に所属できるようにするためにも、このふたつのことがとても大切だと私たちは思っています。

 

 

 

私たちは状況が重い人への支援しかしておりません。

全て個別支援です。

ですから支援費用は高額です。

 

 

お嬢さんは私たちではなくても違う支援団体にまだつながることができると思います。

 

 

まずは地元の支援団体を探してみてください。

お嬢さんに合う支援団体の探し方はまたお伝えします。

 

 

それでまずお願いしたいことがあります。

 

 

1、大学を辞めてしまう前に、新しい所属先を決めてください。

  もし大学に行けなくなってしまっていても、辞めてしまうと所属意識までもがなくなってしまい精神的に不安定になると思います。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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