昨年の5月に愛知県の新聞に私たちの記事が載りました。
その反響はすごく、1年たった今でも問い合わせの電話を頂くほどです。
取材してくださった新聞記者さんが、「回線が一本ですと大変なことになりますよ。それほどこの記事は反響を呼ぶと思います。」
記者さんが心配してくださった通りになりました。
問い合わせの電話に出ている間も着信を知らせる「ぷっぷっぷっ」という音が絶え間なく聞こえてきました。
まるでジャニーズの嵐のコンサートチケットを取るような光景が繰り広げられていたのです。
それはアイドル歌手に群がる女子中学生ではなく、ひきこもっている子どもさんのことをなんとかしたいというお母さんたちからの切実な電話だったのです。
お問い合わせは二週間後に開かれる「大人のひきこもり」の講演会の申し込みの電話だったのですが、講演会前にすでにいろいろな動きがあったのです。
鳴り止まなかった電話がパタリとなら鳴くなりました。
時計を見ると夜10時を過ぎていました。
常識を持つ国民性というものをこの時強く感じました。
しかし、私は夜中の2時過ぎまで起きているつもりでした。
常識と不安の間で、深夜にでも電話をかけてくるお母さんがいらっしゃると思ったからです。
私の考えは当たりました。
ポツリポツリとですが、10時半を過ぎてから電話が再び鳴り始めたのです。
考えておられたのでしょうね。
「もう一度、かけようかいや明日にしようか」と。
10時半に私が取った電話のお母さんは驚いていました。
「つながった!!」
「お電話ありがとうごさいます。サポートセンター名古屋の・・・・・・」
「・・・・・・」
「もしもし、聞こえますか」
「・・・・・・」
お母さんは電話の向こうで泣いてみえました。
「助けてください。息子が死のうとしています。」
「お願いします。助けてください」
感謝のお便りをいただきます。その後うまくやっていってるだろうか?
明日に続きます。
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