発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

長期間ひきこもった40歳間近の演劇青年Bさんのこと 青木

 

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        子どもが笑えば青年も笑う

 

 

1年前に一本の電話が私の携帯にありました。

Aさんとします。

「長い年月ひきこもっていてもう直ぐ40歳になるおいっこのBのことで相談に乗ってください」との内容でした。

 

 

「サポートセンター名古屋のパンフレットにボランティア活動を通して自信をつけさせるとありますがそのことをもう少し詳しく教えてください。」と聞かれたのです。

 

 

1時間ほど色々とお話しさせていただきました。

そのことでなんとかして社会に戻れるように助けたいというAさんのお気持ちがどれほど強いかが私に伝わってきました。

 

 

「電話ではなんですので、できるだけ早く会っていただいておいっこのBに対してのアドバイスをいただけませんか」と言われ、その週末にAさんとお会いしました。

 

 

2時間ほど色々とAさんとお話しして私は感じたのです。

「長い年月ひきこもっていて40歳近くになるBさんは大丈夫だ。彼の持っているものが大きく活かされる」

 

 

しかしBさんにお会いするまでにはそれから9ヶ月という時間がかかってしまいました。

 

 

「Bにどう伝えていいものか本当に悩みました。」

 

 

「サポートセンター名古屋さんが最後のチャンスだと私は思っていましたので、どんなことをしてもおたくでお世話になりたいんです。」

 

 

「おたくならBの良さを引き出してくださると信じています。」

 

 

Aさんの言葉は嬉しい反面、とても大きなプレッシャーとなりました。

 

 

確かに潜在能力は色々とある青年で自信をつけたら大きく成長するとは私たちスタッフも感じていました。

 

 

しかし30年近くにわたって数千人近くの人たちを訪問してきた私でも、最初の訪問はとても気が重いものです。

 

 

嫌な印象や不安な気持ちを相手に持たせてしまってはいけませんから。

 

 

すべてのことを相手に合わせる必要があるのです。

訪問する時間帯と玄関先での滞在時間。

ネクタイを締めていくのか、ラフな格好でいくのか。

 

 

見た目暴力団の構成員に間違えられることもある私です。

ですから、カツラを着用しようと本気で考えたこともあります。

それほど第一印象は大切なのです。

 

 

しかしそんな心配は杞憂に終わりました。

Aさんの思いがBさんに伝わっていたのです。

2度の訪問でBさんは環境を変えることを決断してくれました。

 

 

またフィリピンへの視察旅行で大変感動してくれたBさんはそのまフィリピンでのボランティア活動に身を投じる決断をしてくれたのです。

 

 

「教科書もノートも何もない貧しい地域の子どもたち。それでも僕に対して『来てくれてありがとうと言ってくれたんです。』

彼の目は涙で溢れそうでした。

 

 

今彼は変わりたいと感じることはすべて変えてみたいと考えて実行しています。

 

 

与えられた経験は喜んで進んでどんなことでもやってみたい。

「何においても生きていることの喜びを感じるんです。」

 

 

この秋には日本で「フィリピンでのボランティア活動報告会」を催します。

 

 

彼がその責任者として色々とこれから活動していきます。

どうか皆様の地域で「フィリピンボランティア活動報告会」を持たせていただけませんか。

 

 

彼らの活動の場を少しでも広げていきたいと願っています。

 

一人の青年に希望を見せることができたことを感謝しています。

 

 

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