発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

支援をやめたいと思う時 青木

 

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たくさんのコメントをいただきます。

(メールで直接、寄せられるコメントは載せてはいません。それ以外の方のコメントは掲載しています。)

 

 

ほめられると嬉しい反面、自分の心の中にある葛藤があぶり出されてきます。

 

 

それは次第に大きくなっていき、(この働きから遠ざかりたい。)や(やめてしまったらどうなるんだろうか?)まで考えが及びます。

 

 

この働きは命をすり減らすような過酷なものです。

何がそうさせるのか…

それは、この働きをしてきた30年間同じです。

 

 

支援がうまくいった人たちは何も問題はありません。

問題はうまくいかない人たちです。

 

 

支援をしていく中で、様々な問題が出てきます。

結果的に私たちの支援が、できない人たちなのです。

もしくは、支援の目標をもっと下げなければならなかった人たちなのです。

 

 

 

 

大切なことは一点。

当事者の状況を正しく把握して、それにふさわしい支援をするということです。

 

 

そうすれば個人差はありますが、当事者はなんとか社会に所属できるようになっていくのです。

 

 

それにはご両親がお子さんの状況について、正しく理解する必要があります。

しかしそれができる方とできない方がみえるのです。

 

 

誰でもお子さんの将来をよくしてあげたい、苦労させたくないと思います。

(大学を出させたい、良い職場につかせたい。)

様々な要求が支援者になされます。

 

 

しかし、できることとできないことがあります。

支援者の力だけでは、どうすることもできないことがあるのです。

 

 

支援者ができることは、その方の現状を正しく認識し、それにあった支援計画を作成し、支援を行っていくことです。

 

 

支援の過程で、事前のご両親との打ち合わせでは見えてこなかったことが見えてきます。

そうしますと支援計画を見直し、当事者の状況によりフィットした支援に変更していきます。

 

 

ヒロさんのようにどんどん向上していく方もいれば

支援目標を下げていくしかないケースもあります。

 

 

(当初ヒロさんのご両親の目標はとても低く、ヒロさんにはほとんど期待をされてはいませんでした。とにかく犯罪を犯さなければそれだけ良いというレベルでした。)

 

 

(だからこそ私たちはゆっくりと丁寧に、ヒロさんの支援をすることができたのだと、今は思います。)

 

 

「大学などの勉強を考える状況ではなく、まずは基礎的な社会スキルを獲得しなければなりません。」

「それは◯◯◯や△△△などのことがあったからです。」

 

 

と、ご両親になんとか本人の状況を理解していただきたいために、わかりやすく、より正確に伝わるよう、一生懸命、報告文章を考えて、その時に備えます。

 

 

多くの場合、私たちの状況分析を信じていただき、その人にあった目標を新たに設定して支援を継続し、支援終了後社会に戻っていきます。

 

 

しかし少数ですが、どうしても納得できず、ご自分たちの考えを変えていただけない方たちがみえます。

そうしますと私たちは何もお役に立てません。

 

 

明日に続きます。

 

 

 

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