年明けから家庭内暴力での問い合わせを1日3件ほどいただいています。
私たちは発達障害の二次障害で不登校や引きこもりになった人たちの支援をしている団体です。
不登校やひきこもっている人たちにとっては学年末や年度末に近づいているのですから、不安や焦りが今まで以上に出てきているのです。
問い合わせのピークは毎年ほぼ同じ3月第2週の週末となっています。
それでその時期に私たちは毎年相談会を催しています。
みんなが前に進んでいるのに自分だけ動けなくてどんどんとり残されていく。
その不安というのは計り知れないものがあります。
「死んでしまいたい」というのも本当の思いでしょう。
その不安や焦りをなくすことが大切なのですが、子ども自身どうして良いのかわからないので暴れるしかないのです。
所属するクラスでもそのような状況になっている生徒が大勢いるなら安心もできますが自分のような状況は少数派ですので自分だけが取り残されていくと感じているのです。
そして頼りにしたい両親ですら子どもが何に悩んでいるのかさえ理解できないという状況に、怒りの矛先が両親に向かうのです。
理解していたとしてもその解消法を子どもに提示できないのなら残念ですが同じことです。
感情的になった子どもに対して親御さんも感情的な対応をしてしまったら取り返しのつかない状況になってしまいます。
落ち着いてほしいです。
深呼吸して十数えてこう言ってほしいですね。
「お母さんも一緒に考えたいから話してほしい。」
こう言った態度で接した親御さんに対して暴力を振るうことはまずはないでしょう。
でもこのことが親御さんには一番難しいでしょうね。
実行できたなんていう話はほとんど聞いたことがありません。
「こんなふうにしたのはお前たちだ。責任を取れ。死んでくれや」
「生まれてこなければ良かったんだ。産んだのはお前たちだから責任を取れ」
子どもたちからの言葉はほとんど一緒ですね。
これに対して親御さんは
「いつまで甘えているんだ。」
「学校に行かないのなら働いてくれ。」
「何時だと思っているんだ。ご近所にまる聞こえだろ」
こうして文章にしてみるとおかしいですよね。
こんなこと言っても何も意味をなさないのはわかってもらえると思います。
でも言ってしまうのです。
今この時もきっとどこかの家庭でこんなやりとりが行われているのでしょうね。
売り言葉に買い言葉。
暴力はさらにエスカレートする。
車を破壊された。
家に火をつけられた。
包丁で刺された。
何とか防ぎたいです。
子どもに取り返しのつかないことをさせてしまう前に。
唯一できるのは親と子が離れるしかないということです。
もちろん冷静になって話し合うことができればそれに越したことはないのです。
でもそれはご両親にとってとても難しいことだということはわかっています。
だから一番簡単な方法として距離を離す。
そうすればお互いこれ以上傷つけあうことはないでしょう。
離れてホッとする時間はありません。
この間に子どもの今後のことを考えるのです。
子どもの将来をどうすれば良いのかご夫婦で考えて欲しいのです。
インターネットでいくらでも進路を検索できます。
一つ一つ書き出してそしてつぶさに検証していくのです。
例えば不登校児を受け入れる高校。
説明会での学校側の言葉を鵜呑みにしないでご両親で学校に赴き、下校途中の生徒に自らインタービューするくらいのことはして欲しいです。
大切な子どもの未来がかかっているのですから。
申しわけありませんが、サポートセンター名古屋では義務教育終了後でしか支援をできません。
また、ご相談に関しましてもまずは学校を信じて、学校と一緒にお子さんのことを考える努力をしてください。
どうか担任の先生を信じて、コミニュケーションがうまくいっていないならばなおさらより努力をしていただきたいと思います。
先生方はお子さんの一番のサポーターなのですから味方につけてください。
学校側に対して感情的なものの言い方はやめて、手紙などで思いを託すのも良いかもしれません。
(青少年生活就労自立サポートセンター名古屋)
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