発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害者支援 深夜まで働いて俺を養ってくれた母 でも暴れたバカな俺

 

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中卒だとアルバイトもないことを知った俺は落ち込んだ。

毎日家でテレビを見たり、ゲームをしていた。

やることないから。

 

 

毎日が同じ日々だった。

それで当然母親が口うるさく色々と言ってくる。

「学校行っていないんだから働け」と。

 

 

こっちだってやる気満々で色々と探したのにないんだ。

高校を出ていないことをバカにされて落ち込んでいる俺だ。

だんだん母親の言葉にムカついてきた。

 

 

 

母子家庭の俺のうち。

母親は昼間の事務の仕事を終えて、スナックで働いている。

帰りはいつも深夜。

 

 

それでも、朝には俺の飯を作って仕事に出かける。

休みの日には1日寝ている。

化粧品一つ買わない母親。

 

 

買えないんだよ。

お金がないからね。

電気を止められて、懐中電灯で過ごした日もあったな。

 

 

 

だから俺は、高校を辞めたから一生懸命働いて母親を楽にしてやりたかった。

高校を辞めても、母親を助けられると思って落ち込まなかったんだ。

 

 

もちろんそんなことを口には出して言えない。

当たり前だ。

そんなこと言う奴は10代ではいないだろ。

 

 

俺は母の悲しみを知っている。

バカな男に騙されて、そして望んでもいない俺を出産した。

母親の人生って何?

 

 

でもとうとう家で大暴れした。

家中の物を破壊し尽くした。

母が言った。

 

 

「今すぐ包丁で刺してくれ。」

「もう疲れてしまったよ。」

「何もかも。」

 

 

破壊し尽くした頃に警察が大勢でやってきた。

 

 

で、あえなく署まで連行だ。

パトカーのなかでも俺は暴れた。

「今すぐ拳銃で俺の頭を撃ち抜きやがれ!」

 

 

生きていることにもう疲れてしまっていた俺。

早く茶番劇をおしまいにしたかった。

本当に拳銃を奪って自分を始末したかった。

 

 

希望なんてないさ。

全然ない。

もう疲れてしまったんだよ。

 

 

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