発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害者支援 アスペルガーな僕は子供を作ってはいけない

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工場の先輩が僕に結婚しないのかと聞いてきました。

僕がどう答えていいのかわからなかったので黙っていたら、親はお前より早く亡くなる。

 

 

家に帰っても誰もいないんだ。

お前に話しかけてくれる人はいない。

お前が病気になっても誰も看護をしてはくれない。

 

 

休みの日もお前の友達はテレビだけだ。

お前は一人。

スーパーに買い物に行って家族連れとすれ違うときの悲しさ。

 

 

今は両親がいるからわからないと思うけれど、両親がいなくなった時には手遅れだ。

今のうちに結婚する相手を探すことが大切だ。

 

 

そう言ってくれました。

その先輩はとても優しい人なので僕のことを自分のことのように心配してくれるんです。

 

 

でも僕はそのことを考えるのが怖いです。

僕にはともだちがいません。

 

 

僕には一人も友達がいません。

アニメも鉄道も決められた時間と場所に行けば話す人がいるだけです。

僕にはともだちがいません。

 

 

僕は一人だということに気づきました。

ヒロのようにみんなで笑っている集合写真を撮る相手もいません。

 

 

結婚。

結婚したいです。

でも僕はアスペルガー症候群で他の人と一緒にいると相手の人を嫌な気持ちにさせてしまうから友達がいないんです。

 

 

アスペルガー症候群でも程度の良い人たちは結婚して家族をつくれます。

僕のような状況が良くないアスペルガーたちは結婚してはいけないんです。

周りの人たちを不幸にさせてしまうからです。

 

 

お母さんが泣いていたのは僕のせいだから。

お父さんとお母さんが喧嘩をしていたのは僕のせいだから。

 

 

僕がアスペルガーじゃなければ今頃お父さんとお母さんは孫の相手ができて楽しく暮らしていたはずです。

 

 

その夢を奪ったのは僕です。

僕はいつまでたっても親の手をわずらわすだけの人間です。

生まれてこなければよかった。

 

 

お母さんはお願いだからその言葉は言わないでと言いました。

でも僕はそう思ってしまいます。

僕は一人が嫌なんだ。

 

 

もう嫌だ。

一人は寂しい。

一人は嫌なんだ。

 

 

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